育成3年目で、ついに支配下登録を勝ち取ったDeNA・田村丈投手。
大学4年時の時にプロ入りできなかった田村投手は、大学を留年して、スポーツジムに通ってトレーングを行い、入団テストを受け合格してプロ入りした、根性の持ち主です。
また、ピッチャーでありながら50m5.7と俊足でもあります。
名前:田村 丈(たむら じょう)
生年月日:1992年11月20日
出身:兵庫県尼崎市
身長:185cm
体重:86kg
投打:右投げ右打ち
投手:ピッチャー
背番号:103→92
経歴:尼崎市立若葉小学校→尼崎市立啓明中学校→関西大学北陽高校→関西学院大学→横浜DeNAベイスターズ
田村投手は、小学3年生から軟式野球を始めました。
中学時代は軟式野球部でショートとしてプレー。
〇関西大学北陽
高校は、大阪府にある関西大学北陽高校に進学。
高校でも初めはショートでしたが、1年冬に強肩を買われピッチャーに転向しました。
ただ、コントロールが定まらず、2年夏の大阪府大会はベンチ外で過ごしています。
2年秋の大阪府大会になって、背番号10の控え投手としてベンチ入り。
この時点で、転向から一年足らずで141km/hを計測するまでになっていました。
エースとして挑んだ3年夏の大阪府大会では、東海大仰星高校に0対1完投負けで3回戦敗退。
この夏には最速145km/hを記録し、スカウトからも注目される存在となっていましたが、プロ志望届は提出せず、関西学院大学へ進学しました。
〇関西学院大
大学では1年春からリーグ戦に出場。
しかし、その後は腰のケガなどもあって、ほとんど登板できずに終わっています。
○入団テスト不合格&留年
大学4年時に、横浜DeNAベイスターズと広島東洋カープの入団テストを受験しましたが、不合格となっています。
野球を続けるか悩んだ田村投手でしたが、以前から気にかけてくれていた横浜DeNAのスカウトが、ウィニングボールというトレーニングジムを紹介してくれたことで、もう一度頑張ろうと思い、大学を留年し、トレーニングを続けることを決断しました。
ウィニングボールでトレーニングを受けた事で、田村投手は股関節が柔らかくなって、下半身を使うピッチングが出来るようになり、球速は4km/hもアップし、149km/hを記録するまでに成長。
翌年、横浜DeNAベイスターズの入団テストを再び受験し、見事合格しました。
2015年ドラフトで横浜DeNAベイスターズから育成3巡目指名を受け、 支度金300万円、年俸360万円で入団しました。
○プレースタイル
185cm86kgの恵まれた体格から、最速149km/hのストレートを投げます。
変化球は、カーブ、スライダー、フォーク。
また、50m5秒7、遠投115mと高い身体能力を持つ選手です。
○支配下登録が決まった時のコメント
「入団3年目にして、やっとプロ野球選手としての第一歩を踏み出すことができました。まずは、ここまで自分を成長させてくれた球団、今まで支えてきてくれた方々へ感謝の気持ちを伝えたいです。皆さんからの期待に応えられるよう、1日でも早く一軍の舞台で活躍する姿をお見せし、一軍の戦力として不可欠と思ってもらえるような選手を目指します。ここがゴールではないので、現状に満足せず、もっと成長できるように努力して、まずは一軍公式戦初登板を目指して頑張りたいと思います」
田村投手は、2018年シーズンは7月25日の時点で、2軍で25試合に投げ、3勝1敗1セーブ、防御率1.88の好成績を残しています。
1軍でデビューは間もなくでしょうね。
最初は中継ぎからのスタートと思いますが、バリバリ投げてDeNA投手陣に必要不可欠な投手になっていってほしいですね。