名城大学に所属する栗林良吏投手。
176cm、77kgと決して大きい身体ではないですが、最速153km/hのストレートと驚異の切れ味をもつスライダーを武器に、世代を代表する好投手です。
全国的には、まだ有名ではありませんが、来年のドラフトの頃には、注目の的となっているはず!
そんな栗林良吏投手について、まとめてみました。

名前:栗林良吏(くりばやし りょうじ)
生年月日:1996年7月9日
出身:愛知県愛西市
身長:177cm
体重:80kg
投打:右投げ右打ち
経歴:愛西市立勝幡小学校→愛西市立佐織中学校→愛知黎明高校→名城大学
栗林投手は8歳の時に、野球をしていた兄に勝ちたいという理由で「勝幡ドラゴンズ」で野球を始めました。
中学時代は「藤華クラブ」に所属。
高校は、地元の愛知黎明高校に進学します。
高校に入ってから、ショートでレギュラーを獲りました。
2年夏の愛知県予選には3番・ショートとして出場し、32打数18安打、本塁打1本、打点12の活躍で準優勝に貢献しています。
2年生の秋からは4番でエース、そしてキャプテンとしてチームを牽引します。
しかし、3年の夏の愛知県予選では5回戦で敗退し、甲子園出場経験はありません。
高校卒業後は名城大学に進学。
1年春からリーグ戦に出場すると、いきなりエースとして9試合(先発7)53.1回に登板。
5勝3敗 防御率1.69 の活躍で敢闘賞と新人賞を受賞しています。
2年秋のリーグ戦でも、5勝を上げベストナイン受賞し、チームも22年ぶりの全国大会へ出場しています。
○ノーヒットノーラン
栗林投手は、3年の春の中京大学戦でノーヒットノーランを達成しています。
投球内容も、許したランナーは四球の1人のみで、あと少しで完全試合という素晴らしいものでした。
○大学日本代表
栗林投手は、3年生から大学日本代表に選ばれています。
3年生の時には、ユニバーシアード大会優勝にも貢献しています。
○球審が死球と見間違うほどのスライダー
153km/hものストレートを投げますが、本人が「一番、自信があります」と言うのはスライダーです。
明治神宮野球大会の上武大戦では、右打者の内角にコントロールされたキレの良いスライダーが、打者をのけぞらせ、当たってもいないのに球審が思わずデッドボールのジェスチャーをしてしまうシーンがありました。
○スカウトの評価
中日・中田スカウト部長
「制球と変化球に課題はあるが、球威は候補選手の中でも指折り。ど真ん中でも打者が力負けしている。155キロくらいまで出るのでは」
中日・中原スカウト
「自分に必要と思うことを試合でトライする姿勢を買いたい」
「駆け引きなど課題はあるが、あれだけのスピードボールを投げられる能力は高く評価しないといけない。上位で消える選手でしょう」
巨人・青木スカウト
「140、141キロの球でもそれ以上に感じる切れがある。上位候補でしょう」
阪神・筒井和也スカウト
「ストレートの質がすごく高い。タテの回転が効いています」
プロスカウト
「腕が振れていて変化球もコースに投げ分けられる」
○中日が指名確実!?
これだけすばらしい実績を残しているのですから、2018年の地元・中日のドラフト1位は、栗林投手に決まり!?
でも、来年は、栗林投手の他にも、大学・社会人の有望投手に愛知県出身の選手が多いんですよね。
同じくドラフト1位候補に挙げられるJR東日本の永谷暢章投手も、愛知県名古屋市出身ですし、東海大学の青島凌也投手も、同じく愛知県名古屋市出身です。
永谷暢章投手についてはこちら→永谷暢章(JR東日本)
中日スカウトはこの一年、誰を指名するかなやみの多い年になりそうです。
もちろん、他の選手を指名する可能性もありますが、できれば、2018年はこの3人の中から指名してほしいですね。
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