2017年西武3位!
その他のドラフト指名選手はこちらに→2017年ドラフト指名選手一覧
毎年、プロ入り選手を多数輩出している四国アイランドリーグ。
その中で、今年のドラフトで指名が期待されているのが「徳島インディゴソックス」の伊藤翔投手です。
まだ今年の春に高校を卒業したばかりの18歳の伊藤投手は、152km/hのストレート武器に、徳島インディゴソックスの日本一に貢献しています。

名前:伊藤翔(いとう しょう)
生年月日:1999年2月10日
出身:千葉県匝瑳市
身長:175cm
体重:70kg
投打:右投げ右打ち
血液型:A型
経歴:野栄中学校→横芝敬愛高校→徳島インディゴソックス
伊藤投手は、小学1年生の時から投手として野球を始めました。
小学6年の時に野球肘になったため、中学時代に所属した「九十九シニア」では外野手としてプレーしています。
中学3年秋に右肘の手術を受けました。
高校は横芝敬愛高校に進学。
高校からピッチャーに復帰すると、140km/hを投げられるようにまで回復しました。
その後、3年春には147km/hを出すまでに成長し、プロからも注目されるようになります。
3年夏の千葉県大会では3回戦敗退に終わり、甲子園出場経験はありません。
高校3年の秋にはプロ志望届を提出しますが、残念ながら、伊藤投手を指名するチームはありませんでした。
指名漏れの当初は大学進学を考えていたが、
「NPBに行くには大学や社会人よりも近道。一番近いのはアイランドリーグだと思った」
「4年間で一発勝負の大学より、毎年勝負をかけられるところに魅力を感じた。大学でピークが2、3年生になる時もある。自分が一番、旬なタイミングで入れるチャンスがあることに惹かれたんです」
と、1年でも早くプロへという思いから、四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスに入団します。
徳島インディゴソックスの1年目の2017年のシーズンでは、球速も高校時代の147km/hから152km/hまでアップし、
8勝4敗 防御率2.18
と言う好成績を収めています。
さらには、「香川オリーブガイナーズ」とのチャンピオンシップ、BCリーグ優勝の「信濃グランセローズ」との日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップでは、2試合ずつに先発し、どちらもMVPを受賞する活躍で、徳島を独立リーグ日本一へ導きました。
○ライバルは楽天・藤平尚真投手
伊藤投手が中学時代にプレーした「九十九リトルシニア」のライバルチーム「千葉市シニア」には、現・楽天の藤平尚真投手がいました。
当時から全国優勝をしたり、U-15日本代表に選ばれたりしている藤平投手は、伊藤投手にとって雲の上の存在だったのでしょう。
1年目から1軍で投げている藤平投手を見て伊藤投手は、
「刺激になっている。自分も同じ舞台に立って、1日でも早く1軍のマウンドに上がりたい」
と語ります。
将来、藤平投手と伊藤投手がプロで投げ合う姿が見たいですね。
私は、その時は絶対伊藤投手を応援します!
今まで、独立リーグの歴史の中で、高校卒業後1年でプロ入りした選手はいません。
もし、伊藤投手が今年プロ入りを果たせば、初のケースとなります。
そうなれば、1年でも早くプロに行きたい高校生が、大学や社会人チームではなく、独立リーグを選ぶことが増えるかもしれませんね。