2018年のドラフト1位候補として、真っ先に名前が上がるのが、JR東日本の永谷暢章投手です。
履正社高校時代もドラフト候補に名前が上げられていましたが、プロ志望届を提出せず、社会人に進みました。
188cmの長身から、最速149km/hの威力あるストレートを武器に、これまでも中学・高校とすばらしい実績を残しています。
社会人になってからは少し伸び悩んでいますが、それでも本調子を取り戻せば、来年のドラフでは重複必至です!
そんな永谷投手について調べてみました。

名前:永谷暢章(ながたに のぶあき)
生年月日:1997年4月15日
出身:愛知県名古屋市
身長:188cm
体重:88kg
投打:右投げ右打ち
経歴:旭丘小学校→桜丘中学校→履正社→JR東日本
永谷投手は、小学校3年生から地元の少年野球チーム「旭丘スカイシャークス」で野球を始めました。
最初は、キャッチャーでしたが、小学校5年生からピッチャーに。
中学生時代は「愛知瀬戸ボーイズ」に所属。
中学3年生の時にはエースとして、「全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」ベスト4に入っています。
また、10月に開催された「WBSC U-15アジアチャレンジマッチ」にも、日本代表として選出され、小笠原慎之介投手(中日)、廣岡大志選手(ヤクルト)らとともに優勝に貢献しています。
「県外で自分を磨きたい」
と、大阪の強豪校・履正社高校に進学します。
高校1年夏からベンチ入り。
1年生秋からは、少しずつ先発も任されるようになり、秋の近畿大会ベスト8に進出し、翌年の選抜大会に出場しました。
2年春のセンバツ大会では、リリーフとして4試合に登板し、18イニング20奪三振という成績で、準優勝に貢献しています。
2年の春以降も甲子園を目指しますが、大阪にはもう一つ強豪校・大阪桐蔭があるために、なかなか甲子園までたどり着けませんでした。
○3年夏の府大会・初戦で大阪桐蔭と対戦
永谷投手にとって、甲子園へのラストチャンスとなった高校3年の夏。
府大会予選で、初戦でまさかの大阪桐蔭と対戦!
これは、大阪はシード制を採用していないために起きた出来事です。
優勝候補によるこの試合は、アメトークなどでも取り上げられほど、高校野球ファンの間で話題になりました。
しかも、この試合の履正社の先発投手は、1学年下の寺島成輝投手(現ヤクルト)でした。
結局この試合は、永谷投手の投板機会がないまま、大阪桐蔭に1対5で敗れてしまいました。
高校3年までは、
「親にお金でたくさん迷惑をかけている分、高卒でプロ入りして、早く親孝行がしたい」
と言っていた永谷投手ですが、結局、プロ志望届は提出せずにJR東日本へ入社します。
社会人1年目の2016年には、メキシコで開催された「2016 WBSC U-23ワールドカップ」にプロに交じって選出され、世界一に貢献しました。
現在の永谷暢章投手は、JR東日本では、リリーフ中心の登板で、本来の力を十分に発揮できているとは言い難い状態です。
でも、持っている能力は、間違いなくアマチュアトップクラスです!
ぜひ復活して、JR東日本の先輩・田嶋大樹投手に続いてのドラフト1位でのプロ入りを目指してほしいですね。
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