野球

ピダーソン和紀(クラーク記念国際→長崎国際大)ドラフト候補の父母や転校理由は?

クラーク記念国際高校ピダーソン和紀投手。
カナダ人の父日本人の母を持つピダーソン投手は、1年の冬に熊本の鎮西高校から、北海道のクラーク記念国際高校に転校をしています。
そのために、規定により1年間試合に出られませんでした。

しかし、今年の春に公式戦登板を果たすと、最速145km/hのストレートを投げ、一躍プロ注目のピッチャーとなっています。

 

名前:ピダーソン和紀(かずき)
生年月日:2000年7月24日
出身:東京都
身長:184cm
体重:85kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
家族:両親と妹
経歴:熊本市立託麻原小学校→熊本湖東中学校→鎮西高校→クラーク記念国際高校

 

東京で生まれたピダーソン投手は、小学2年時に熊本に転校し、「託麻フェニックス」で野球を始めました。

 

〇転校
高校は、熊本の強豪・鎮西高校に進学。
1年生からベンチ入りし、夏と秋の県大会ではリリーフで登板するなど期待された選手でした。

しかし、1年春に右手首けんしょう炎、同年夏に右肩痛を発症するなど、度重なる故障に加えて、
「入ってから成長をまったく感じられなくて・・・。野球を続けられるのか疑問になった」
と悩みに陥ります。

そんな時、その夏初めて甲子園出場を果たしたクラーク記念国際高校のことをインターネットで調べて、練習環境のすばらしさ知りました。
そして、自らクラーク記念国際高校に電話をするなどして、1年の冬に転校しています。

行動力がすごいですね。
よほど鎮西が嫌だったでしょうか?

高野連の規定により、転校した選手は1年間公式戦に出場することは出来ません
その間、ピダーソン投手は、地道に体作りに取り込みます。
高校生が、それまで縁もゆかりもない北海道に一人できて、試合にも出られず、ひたすら練習だけの日々は、精神的にもきつかったでしょうね。

しかし、その努力が報われ、それまで120km/h台だった球速は145km/hを記録するまでに大幅アップします!
そして、出場停止期間が明けた3年3月。
センバツ準優勝の智弁和歌山との練習試合に登板し、9回3失点(自責1)と好投し、一躍プロから注目される存在となりました。

 

○プレースタイル
184cmの長身から、最速145km/hのストレートを投げます。
変化球は、スライダー・チェンジアップ
遠投は110メートル

元々は完全なオーバースローのフォームでしたが、出場停止期間中に、少しスリークオーター気味のフォームへと変わりました。

クラーク記念国際の佐々木啓司監督が以前監督を務めていた、駒大岩見沢時代の教え子には、巨人とホークスで活躍した佐藤誠投手(現巨人マネジャー)がいます。
そして佐々木監督はピダーソン投手について
「高校時代の佐藤より上」
と高く評価しています。

 

ピダーソン投手は、
「(クラークに)来て本当に良かった。それかけた人生を戻してくれたクラークで甲子園に行きたい」
と語っています。
ぜひ、甲子園に出場して、成長した姿を見せてほしいですね。

 

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