追記:社会人野球・Honda鈴鹿に進みました。
法政大学のドラフト候補・森田駿哉投手。
高校時代から活躍していて、ドラフト上位指名確実と言われていましたが、高校卒業時には、プロ志望届を提出せず、法政大学に進学しました。
大学でも、1年春の開幕戦で初先発初勝利を挙げるなど、順調なスタートを切っています。
しかし、その後は怪我で登板できず。
長いリハビリの日々が経て、ようやく、4年春のリーグになって復活を果たしました。
名前:森田駿哉(もりた しゅんや)
生年月日:1997年2月11日
出身:富山県富山市
身長:184cm
体重:84kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:富山市立光陽小学校→富山市立南部中学校→富山商業→法政大学
森田投手は、小学2年生から軟式野球を始めました。
中学時代は、「富山ボーイズ」でプレー。
中学3年生の時には、エースとして県大会優勝を経験しています。
〇富山商業
高校は、地元の富山商業に進学。
2年春の富山県大会から控え投手としてベンチ入りすると、準々決勝の高岡商戦で初先発を果たし、延長10回3安打8四死球で初完封勝利を収めました。
2年夏の富山県大会はベスト16。
2年秋の新チームからエースを任されるようになりました。
3年夏の富山県大会で、10年ぶりの優勝を成し遂げ、甲子園に出場します。
甲子園では、初戦の西東京代表の日大鶴ヶ丘戦で完封勝利。
続く関西高校戦でも1失点完投勝利。
3回戦では、日本文理の飯塚悟史投手(現・DeNA)と投げ合います。
森田投手は7回を1失点に抑えますが、リリーフが打たれ、5対6で敗れて、ベスト16に終わりました。
飯塚投手についてはこちらを→飯塚悟史(DeNA)彼女は藤田真由美?球速や球種!バッティングも期待!
○高校日本代表
甲子園大会終了後、高校日本代表に選出され、飯塚悟史投手、高橋光成投手(前橋育英→西武)らとともに「第10回U18アジア選手権」に出場しました。
森田投手は、決勝の韓国戦で先発し、9回1/3を2安打2失点(自責0)と好投。
しかし、チームは敗れて、準優勝に終わっています。
高校卒業時には、ドラフト上位候補として複数球団から注目されていました。
しかし、プロ志望届を提出せず、法政大学に進学しました。
○1年春の開幕戦で勝ち投手
大学では、入学直後の1年春の開幕戦の先発投手に抜擢されます。
その期待に応え、6回を10奪三振0失点の好投で、大学初先発を初勝利で飾りました。
長い歴史を誇る東京六大学野球でも、1年春に開幕投手を務めて勝利を挙げたのは、2007年の早大・斎藤佑樹投手(現日本ハム)以来8年ぶり3人目という快挙でした。
○疲労骨折
1年夏に左肘を疲労骨折してしまいます。
最初は手術ではなく、保存療法を選択しましたが、完治せず、大学3年の2月に手術を受けました。
最初の頃は、投げられないことに対する不甲斐なさや失望感から
「自分は何をしているんだろう」
と、すごく悩んだ時期もあったそうです。
しかし森田投手は、長いリハビリ生活を乗り越え、大学4年の春のリーグで復活登板を果たしました。
○プレースタイル
183cm79kgと、バンランスの取れた体格の本格派サウスポーです
癖の少ない投球フォームから最速148km/hのストレートを投げ込みます。
変化球は、スライダー、カーブ、チェンジアップ。
4年前に甲子園で見た森田投手は、高校生とは思えないような堂々としたピッチングで、本当にすばらしかったです。
大学のチームメイトには、ドラフト候補の菅野秀哉投手がいますが、ともにチームを引っ張り、もう一度、あの頃のピッチングを取り戻して、プロへと進んでいってほしいですね。
菅野投手についてはこちらを→菅野秀哉(法政大)ドラフト候補の球速や出身中学は?震災を経験!
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