2017年ドラフト候補の中部学院大学の内海大寿選手は、大学日本代表にも選ばれている強肩強打の外野手です。
大学4年の秋のリーグ戦では、打率.439、1本塁打、10打点という好成績で打点王とベストナインとMVPを獲得しています。
大学のチームメイトには、同じく今年のドラフト候補である平岡敬人投手と西居建陽投手がいます。

名前:内海大寿(うつみ たいじゅ)
生年月日:1996年2月2日
出身:徳島県松茂町
身長:180cm
体重:84kg
投打:右投げ右打ち
経歴:松茂町立長原小学校→松茂町立松茂中学校→徳島商業高→中部学院大学
内海選手は、6歳の時に、父親の影響で「松茂コンドルスポーツ少年団」で野球を始めます。
中学生時代は軟式野球部に所属。
中学までは、ピッチャーでした。
高校は徳島商業に進学。
最初は、サード兼ピッチャーでした。
1年秋からレギュラーとなってからは、内外野に捕手としてもプレーしています。
2年秋の徳島県大会準優勝に、2番・右翼手として貢献し、続く四国大会でも3戦4安打、4割の好成績を残してベスト4入りを果たしています。
徳島商業は、内海選手が1年生の夏に甲子園に出場していますが、ベンチ入りができなかったため、甲子園出場経験はありません。
○高校卒業後は、消防士になる予定だった
内海選手は、4人兄弟姉妹の長男で、「親に迷惑はかけられない」と高校卒業後は、消防士か地元の一般企に就職することを考えていました。
しかし高校3年の時に、中部学院大学硬式野球部の原克隆監督の熱心な誘いを受けて、野球を続けることを決めています。
○先輩の野間峻祥(現・広島)に影響を受ける
内海選手が大学入学後に影響を受けたのは、当時4年生だった広島東洋カープの野間峻祥外野手でした。
深夜まで居残り練習に取り組む姿を間近で見て、
「すごく刺激を受けた。こういう人がプロに行くんだと思った」
と思ったと言います。
そして、あこがれの先輩を追うように、内海選手は練習量を増やし、どんどん実力をつけて行きました。
1年の秋からリーグ戦に出場。
2年生のころからは、野間選手の抜けたセンターを任されるようになり、レギュラーに定着します。
その後、東海地区を代表する強打者にまで成長しました。
4年生の時には、中部学院大学の選手としては、初の日本代表にも選ばれており、ユニバーシアード大会の優勝にも貢献しています。
○野球一家
内海選手は、4人兄弟姉妹の長男で、妹2人と弟がいます。
3歳下の長女・美空さんは小学校のときに野球をしていました。
現在、中学3年生の次男・拓哉さんは左投手。
中学1年の次女・美咲さんは最近、野球を始めたという野球一家です。
男兄弟だけでなく、妹2人も野球経験があると言うのは珍しいですね。
もし、今年のドラフトで指名がなかったなら、内定している社会人野球の日本通運に進む予定の内海大寿選手。
しかし、右の強打の外野手を必要としている球団は多いと思います。
ぜひ、憧れの野間峻祥選手に続いて、プロ入りの夢を果たしてほしいものですね。