2018年シーズンの楽天。
先発ローテーション入りを狙っているのが、大卒2年目の池田隆英投手です。
楽天の先発ローテと言えば、3本柱の則本昂大投手、岸孝之投手、美馬学投手が確実。
さらに藤平尚真投手、辛島航投手も当確と言われています。
残る枠は1つ。
他の有力選手たちとの競争となりますが、2月23日に行われた日本ハムとの練習試合では、中田翔選手、近藤健介選手らが並ぶ打線を、完全に封じるピッチングを披露し、
「成長したなという感じ。かなりよくなってきた。チャンスはあると思います」
と梨田監督がコメント。
猛アピールしています。
ドラフト2位指名で入団しており、球団としては昨シーズンからの活躍を期待していた選手だと思いまので、今年は真価を問われる1年になりそうです。

名前:池田隆英(いけだ たかひで)
出身地:佐賀県唐津市
生年月日:1994年10月1日
身長:180cm
体重:85kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
年棒:1200万円(2018年)
経歴:唐津市立成和小学校→唐津市立第五中学校→創価高等学校→創価大学→東北楽天ゴールデンイーグルス
小学4年生の時に「成和ライオンズ」に所属し、キャッチャーとして野球を始めました。
6年生の時に投手に転向しています。
中学時代は「東松ワンダーズ(現佐賀東松ボーイズ)」でプレーし、2年夏に全国準優勝を経験。
3年夏にもベスト4入りを達成しています。
〇創価高
高校では1年の秋からベンチ入り。
2年秋の都大会でエースの座を獲得しています。
同年12月には、都選抜に選出され、ロサンゼルス遠征を経験しました。
3年春の大会では、3戦連続完投勝ちを含む、4試合に登板し、34回11失点を記録しています。
しかし、3年夏の都大会で、大会初登板の4回戦・実践学園戦で右膝前十字じん帯を断裂。
その後もリリーフとして登板しますが、日大三戦で決勝タイムーを浴び、ベスト4で敗退となりました。
大会後、怪我の手術を受けています。
〇創価大
プロのスカウトから注目されていましたが、プロ志望届は提出せず、創価大へ進学。
怪我のリハビリのため、1年時の登板はありません。
2年春のリーグ戦から出場していますが、本来のピッチングが披露できていません。
それでも、2年秋の神宮大会・明大戦で151km/hをマークして見せました。
初勝利は4年春のリーグ戦。
先発の座を掴むと、6試合42回1/3を投げて、3勝2敗、防御率2.13の成績を残しています。
4年秋には、6試合32回2/3登板、4勝0勝、防御率0.83をマークし、ベストナイン、最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
そしてその年のドラフトで、楽天から2位指名を受け、入団しています。
〇プロ1年目
1年目の2017年は、1軍登板はありませんでした。
5月と8月に先発が内定しながら、左足首(5月)、右足首(8月)を捻挫して、登板機会を失っています。
2軍での成績は、11試合(先発7)49回2/3、奪三振40、防御率2.72
オフには、岩隈久志投手(マリナーズ)と自主トレを共にしています。
〇プレースタイル
Max152km/hのストレートが武器の本格派。
ストレートには伸びがあり、質が高いです。
変化球はスライダー、カーブ、シンカー。
大学まではストレートで押すピッチングスタイルでしたが、現在は変化球を織り交ぜたピッチングも覚えたようです。
〇ドラフト特番
『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう』に父親と共に出演。
父・英介さんが病で倒れ、それがきっかけで家族崩壊寸前までになった、壮絶な生い立ちが紹介されていました。
池田選手には姉・英子さんいらっしゃるのですが、そういった家庭だったからか、『姉、ヤンキー』というキーワードで良く検索されているようです。
しかし噂の話で、お姉さんがヤンキーだった確証は得られませんでした。
大怪我を乗り越え、プロ入りを果たした池田投手。
今年は先発ローテに入って、家族のために活躍してほしいですね。
応援したいと思います!