高卒1年目から侍ジャパンに選出されるなど、将来を期待されている日本ハムの堀瑞輝投手。
高校時代から、三振をいっぱい獲って、甲子園を沸かせてきたサウスポーです。
2年目の今シーズンは、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。

名前:堀 瑞輝(ほり みずき)
生年月日:1998年5月10日
出身:広島県呉市
身長:177cm
体重:72kg
投打:左投げ左打ち
背番号:34
年俸:800万円(2018年)
経歴:広島県呉市立昭和西小学校→広島県呉市立昭和中学校→広島新庄高校→北海道日本ハムファイターズ
堀投手は、小学2年生から「呉昭和クラブ軟式野球」を始めました。
中学では軟式野球部に所属。
投手兼外野手としてプレーしています。
〇広島新庄高
高校は、広島新庄高校に進学。
1年夏からベンチ入り。
1年秋の広島県大会からはエースとして、チームを引っ張ります。
5試合連続完投、44回4失点の好成績を残し、優勝に貢献しました。
2年夏の広島県大会でも、6試合5完投2完封46回4失点45奪三振と大車輪の活躍で優勝。
広島新庄を夏の甲子園初出場に導きました。
甲子園では、1回戦・霞ヶ浦戦で、8回にふくらはぎ痙攣するというアクシデントに見舞われながらも10安打2失点完投勝ちを収めています。
翌3年夏も広島県大会を制し、2年連続の甲子園出場。
甲子園では、3試合を1人で投げ抜き、2完投勝利、30回4失点、防御率1.20の好成績を残してベスト16に入っています。
○高校日本代表
甲子園での活躍によりU18日本代表に選ばれ、「第11回U18アジア選手権」に出場しています。
リリーフとして大活躍で、日本の優勝に貢献しました。
特にすばらしかったのは決勝の台湾戦で、4回ノーヒット8奪三振1四球と見事な投球を見せています。
その年のドラフトで日本ハムから1位で指名され、契約金7,000万円、年俸750万円という条件で入団しました。
○プロ入り後
プロ入り1年目の2017年は、
2軍で11試合に登板、3勝1敗、防御率1.98という好成績を残しています。
8月9日には、東北楽天戦でリリーフとして1軍デビューを果たすと、9月29日の楽天戦では、1軍初先発も経験しました。
楽天の先発も、堀投手と同じく2016年ドラフト1位の藤平尚真投手でした。
堀投手は5回を1失点に抑えますが、打線の援護に恵まれず、敗戦投手になっています。
1年目の1軍での成績は、4試合に投げ、0勝1敗、防御率3.38という成績でした。
○侍ジャパン
シーズンは0勝に終わった堀投手ですが、シーズン終了後には、侍ジャパンに高卒の新人選手から唯一選ばれ、「第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ」に出場。
韓国戦では、延長10回表に登板すると、見事、無失点に抑えました。
直後に、チームがサヨナラ勝ちをしたことによって、勝ち投手になっています。
公式戦より先に代表戦で初勝利を挙げるというのも、かなり珍しいのではないでしょうかね。
○プレースタイル
サイド気味のスリークォーターから、ノビのあるストレートを投げます。
高校時代には最速150km/hを記録したことも(プロでの最速は143km/h)。
変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ、ツーシーム。
三振を多く奪えることが特徴で、「U-18アジア選手権」では、9回2/3を投げて18個もの三振を奪っています。
○ソフトバンク・柳田が認めたストレート
シーズンオフ恒例のフジテレビの「プロ野球選手が選ぶ100人分の1位」という企画の「スピードボール部門」で、ソフトバンクの柳田悠岐選手は、堀投手の名前を挙げています。
8月のソフトバンク戦で、堀投手は柳田選手から空振り三振を奪っていますが、その時の印象がよほど強かったらしく、
「マジで見えなかった。当たるわけないと思った」
と言っています。
大谷投手など堀投手より速いボールを投げるピッチャーは他にもいるのに、堀投手の名前をあげるなんて、堀投手はうれしかったでしょうね。
実は柳田選手と堀投手は、同じ広島出身で、高校時代の監督が同じなんです。
現在・広島新庄の監督されている迫田守昭さんは、柳田選手が広島商業にいたころは、広島商業で監督をされていました。
これからも、堀投手と柳田選手は、熱い戦いを見せてほしいですね。
〇彼女は?
彼女についても調べてみました。
しかし、情報は全く出てきませんでした。
今は野球一筋、なのかもしれません。
なんとなくの勘ですけどね。
大谷投手の抜けた日本ハムでは、今シーズン、堀投手に先発として期待しています。
まだ、新人王の資格も残っていて、出番も多そうなので、新人王レースではダークホース的存在になりそうです。
また、日本代表でも、このまま常連になるようなピッチャーに成長していってほしいですね。