三菱重工名古屋の高卒社会人3年目、勝野昌慶投手。
2017年のオフには、JABA選抜(社会人代表)にも選ばれ、台湾で行われたウィンターリーグにも参戦しました。
JABA選抜は、今年開催される「第18回アジア競技大会(ジャカルタ・パレンバン)」に向けた、社会人日本代表の強化を目的としたチームです。
つまり、そのようなチームに入ったわけですから、勝野投手が日本代表として期待されているという証拠ですよね。
そして勝野投手にとって今年は、日本代表だけでなく、プロ入りを目指したい1年でもあります。
そこで、勝野投手の情報をまとめてみました。

名前:勝野昌慶(かつの あきよし)
出身地:岐阜県可児市
生年月日:1997年6月12日
身長:183cm
体重:82kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:投手
血液型:O型
趣味・特技:ビリヤード
経歴:可児市立春里小学校→可児市立西可児中学校→土岐商業高校→三菱重工名古屋
7歳の頃、友達に誘われたのがきっかけで野球を始めました。
小学生の頃は「岐阜東濃リトルリーグ」でプレー。
中学生の頃は「中濃ボーイズ」に所属していました。
〇土岐商業高校
土岐商に進学すると、1年夏から背番号18でベンチ入り。
準々決勝の9表に0回1/3を投げ、公式戦デビューを果たしました。
2年夏の県大会ではエースとして登板し、初戦(2回戦)の大垣工戦に先発し、6回被安打3も失点4を記録。
続く3回戦では3番手とリリーフ登板し、自責点0に抑えましたが、7回コールド負けを経験しました。
新チームとなった同年秋の県大会では、引き続きエースとしてチームを牽引し、県ベスト4入りを達成。
続く東海大会では、初戦で強豪・愛工大名電と対戦し、8回1/3を投げて被安打12失点8を記録しながら、サヨナラ勝ちを収めています。
しかし2回戦・静岡戦では、3番手でリリーフ登板し、5回5失点でコールド負けとなりました。
ちなみに、この2年秋の東海大会が、勝野投手本人が選ぶ一番思い出に残る試合だそうです。
かなり打たれていますから、相当悔しかったのでしょうね。
翌3年春の県大会では、決勝の中京戦で145km/hを計測。
続く東海大会1回戦・静岡戦で、自己最速の146km/hをマークしました。
現・福岡ソフトバンクの高橋純平投手とともに、“岐阜県屈指の剛腕右腕”として注目された、3年夏の県大会でしたが、羽島北に逆転負けを喫し、3回戦敗退となりました。
甲子園出場経験はありません。
〇三菱重工名古屋
高校卒業後、三菱重工名古屋に入社。
1年目の春先から、先発・リリーフと起用され、公式戦に出場しています。
同年10月には、プロ、アマ混成チームとなった侍ジャパン入りも果たし、『U23ワールドカップ』に出場。
先発を任された予選・オーストリア戦で、自己最速を更新する147km/hをマークしました。
2年目には、春の長野大会・セガサミー戦で、被安打4奪三振6で初の完封勝ちを記録。
夏の都市対抗戦は怪我で欠場しましが、12月にはJABA選抜に選ばれ、アジア・ウィンターリーグに参戦し、自己最速となる150km/hをマークしました。
〇プレースタイル
ガッチリとした体格の本格派右腕。
Max150km/hの威力あるストレートが最大の武器。
内角へも臆せず投げ込めるメンタルの強さも魅力。
球種はスライダー、カーブ、フォーク。
課題はコントロールとスタミナ。
コントロールにバラつきがあり、ストレート中心の投球スタイルのためか、被打率が高めです。
ストレートの威力とメンタルの強さを見ると、中継ぎ向きかもしれませんね。
高校時代からドラフト候補に名前が挙がっていた勝野昌慶投手。
社会人に入り、ストレートの球速、威力が増すなど、順調に成長していますから、今秋のドラフトで指名される可能性は十分にありそうです。
今年1年の活躍に注目ですね。
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