高卒1年目のルーキーながら、評価が急上昇中なのが、楽天の西巻賢二選手です。
ドラフト6位と指名順位は低いですが、1年目から1軍キャンプに抜擢され、梨田監督が選ぶキャンプのMVPに、岡島豪郎選手ともに選ばれています。
この調子で行けば、球団初の高卒新人開幕スタメンもありえるかもしれません!

名前:西巻賢二(にしまき けんじ)
生年月日:1999年4月22日
出身:福島県会津若松市
身長:167cm
体重:68kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:内野手
背番号:67
年棒:500万円(2018年)
契約金:2000万円
経歴:会津若松市立小金井小学校→仙台育英学園秀光中等教育学校→仙台育英→東北楽天ゴールデンイーグルス
西巻選手は、野球をやっていた兄の影響で、小学2年生から野球を始めました。
小学4年生から「小名浜少年野球教室」に所属。
小学6年時生の時には、楽天ジュニアに選ばれて「NPB12球団ジュニアトーナメント」に出場。
楽天ジュニア出身では、プロ野球選手になったのは西巻選手が初です。
中学時代は、仙台育英の附属中学の軟式野球部で、内野手兼投手としてプレー。
中学3年の時には全国大会初優勝を経験しています。
〇仙台育成
高校は仙台育英に内部進学。
高校では、1年春からベンチ入りします。
1年夏の宮城県大会は、2学年上の佐藤世那投手(オリックス)、平沢大河選手(ロッテ)らの活躍で優勝。
甲子園では、西巻選手は全6試合に途中出場し、ヒットも2本打って、準優勝を経験しています。
平沢選手が抜けた1年秋からは、ショートでレギュラーの座を獲得。
2年秋に、キャプテンにも就任すると、秋の宮城県大会と、東北大会で優勝しています。
3年春のセンバツでは、選抜は福井工大福井に逆転負けで、初戦敗退。
3年夏にも宮城県大会を制し、甲子園に出場します。
1番・ショートとしてチームを引っ張り、ベスト8入りに貢献しました。
○高校日本代表
甲子園終了後は、U-18日本代表に選出され、清宮選手らと「U-18ワールドカップ」に出場。
主に9番・セカンドを務めましたが、甲子園で痛めた右手打撲の影響から、打率.211に終わっています。
○プロ入り後※追記
プロ1年目は1軍の試合に、25試合に出場しました。
成績は77打数19安打、打率.247、打点3、三振18
同年10月には、プロアマ混合チーム『U-23日本代表』に選出されています。
○プレースタイル
身長168cmと小柄ながら、俊足巧打のショート。
50m6秒1のスピードを武器に、相手の隙を逃さない走塁で積極的に次の塁を狙います。
肩も強く高校時代にはピッチャーとして、最速139km/hを記録したこともありました。
○守備がすごい
一番の売りは、守備力の高さです。
プロのスカウトたちは
「小柄だが走攻守で野球センスを感じる選手。特に守備能力が高く、高校生ナンバーワンの守備能力を持っている。貴重なチーム戦力になる可能性のある選手」
「1歩目から打球への入り方にリズムがある。高校生に見えない」
「守りは1軍ですぐ使える」
「遊撃守備がいい。打球判断に優れている」
と、こぞってべた褒めしています。
将来的には、ゴールデングラブ賞を獲れるような選手になってほしいですね。
課題と言われるバッテイングも、春のキャンプのシート打撃では2安打を放つなど、早くもプロに慣れてきた感があります。
春のキャンプで西巻選手のプレーを見た梨田監督は
「高校生ながらよくやっている。守備はもともと力があると思っていたけど、打撃もそん色ない」
と高評価。
これは、1年目から、1軍で西巻選手のプレーが見られるかも!?
〇兄
兄の影響で野球を始めたと話している西巻選手。
ドラフトの際、
「これまで支えてくれた両親のためにプロ入りしたい」
と話していましたが、プロ入りを果たせなかった兄のためにも、という思いがあったと思います。
お兄さんは、光二さんというそうで、プロ野球選手を夢見て野球をしてたそうですが、果たせませんでした。
西巻選手には、お兄さんの分まで活躍してほしいですね。
〇彼女は?
彼女の存在が気になっている人も多いようなので、調べてみました。
しかし、これと言った情報なし。
昨年まで高校生だった選手ですので、プライベートな情報は出回っていないようですね。
シビアににみると、高卒1年目から1軍は厳しいかもしれません。
ですが、もし、今年が無理でも、2、3年後には、楽天の中心選手となっていることは間違いなさそうですね。