4年ぶり13回目の選抜出場を決めた三重高校は、守り勝つチームです。
その中心を担うのが、エースの定本拓真投手ですね。
まだ大きな実績は残していませんが、最速145km/h150km/h(1月に更新)のストレートを武器に、旧チームから主戦投手として牽引している本格派右腕です。
選抜では全国への野球ファン、そしてプロのスカウトへアピールしてくれることでしょう!

名前:定本拓真(さだもと たくま)
出身地:大阪府
生年月日:2000年8月5日
身長:182cm
体重:85kg
投打:右投げ左打ち
ポジション:投手
経歴:八尾市立大正中学校→三重高校
中学時代は「八尾フレンド」でプレーしていた定本投手。
高校は、名門・三重高校へ進学しました。
〇三重高校
三重高校では、1年時からベンチ入り。
1年生ながら138km/hを計測し、同級生の山本大雅投手と共に、ブルペンを支えました。
1年秋の大会では、エースナンバーこそ山本選手に譲りましたが、背番号11でベンチ入りし、三重大会3位を経験。
続く秋季東海大会ではベスト4を達成しています。
翌2年夏の大会では下級生ながらエースナンバーを獲得。
4試合20回2/3奪三振14失点7を記録しています。
チームは決勝・津田学園戦で3対4と惜敗し、甲子園出場を逃しました。
この試合で定本投手は、2番手投手としてリリーフ登板するも、登板直後に2失点する悔しい思いをしています。
2年秋の新チームから主将に就任。
秋季県大会も引き続きエースとしてチームを牽引し、いなべ総合との延長11回を戦い抜いて、8対7のサヨナラ勝ち。
4年ぶり19回目の優勝に貢献しました。
続く東海大会では、準決勝で0回1/3で4失点と打ち込まれ、チームも9回2アウトからの逆転負けを喫しています。
〇プレースタイル
Max145150のストレートが武器の本格派右腕。
調子に波がありますが、いい時のストレートには非常に重みがあります。
持ち球はスライダー、カーブ、フォーク。
三重高校は4人の投手を擁して戦うチームであるため、完投することはほとんどありません。
そのためスタミナ面での評価は難しいところ。
課題は制球力。
制球力がついてくれば、おのずと調子の波も少なくなり、失点も減るように思います。
ひと冬越えて、成長したところを見せてほしいです。
学校としても、県勢としても、2012年以来の選抜勝利の期待がかかる三重高校。
定本投手は、
「一戦必勝で、優勝を目指したい」
と話しています。
三重高校には飛び抜けた打力があるわけではなく、粘り強く、守り勝つ野球をするチームです。
目標達成には、定本投手の好投が必須条件でしょう。
そのピッチングに期待したいです。
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