サッカー

加藤拓己(山梨学院)進路は早稲田!出身地や身長や代表経験も!

第96回高校サッカー選手権注目選手③

山梨学院のパワフルストライカー加藤拓己選手。
180cm84kgのがっしり体格で、相手を蹴散らしてでもゴールを決めるという、日本人には珍しいタイプのフォワードです。
丸坊主という外見も、プレースタイルに合って印象的。
加藤選手は高校3年生の選手権で、人生で初の全国大会に挑みます。

 

名前:加藤拓己(かとう たくみ)
生年月日:1999年7月16日
出身地:茨城県龍ケ崎市
身長:180cm
体重:84kg
家族:両親と兄2人
血液型:O型
経歴: 鹿島アントラーズつくばジュニア→鹿島アントラーズつくばジュニアユース→山梨学院高等学校
代表経歴:U-16日本代表U-17日本代表U-18日本代表

 

加藤選手は3歳からサッカーを始め、小学校4年生の時、「鹿島アントラーズつくばジュニア」に入団します。
中学では「鹿島アントラーズつくばジュニアユース」に昇格。
中学3年生の時は、「鹿島アントラーズユース」への昇格を目指しますが、昇格はかないませんでした。

多くの高校から声がかかる中で、山梨学院高校を選んで進学します。
高校に入って、徐々に実力を開花させ始めた加藤選手は、2年生の選手権予選でエースとして優勝に貢献
選手権出場を勝ち取ります。
しかし、大会前に左くるぶしを骨折して、選手権大会には出場できませんでした。

高校3年からは、主将としてもチームを引っ張ります。
インターハイ出場は逃しますが、昨年に続いて、選手権出場を達成しました。

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○年代別日本代表
U-16から日本代表に選ばれるようになりました。
高校3年生の8月に行われたU-18チェコ代表と試合では、後半から途中出場し、ダイビングヘッドで決勝ゴールを決めています。

 

○プレースタイル
加藤選手は、ヘディングが得意で、ディフェンダーと競いあっても当たり負けしません
また、キック力を活かした無回転フリーキックも武器の一つです。

 

○憧れはチョン・テセ
加藤選手のプレースタイルの基ともなった憧れの選手は、元北朝鮮代表で、現在は、清水エスパルスでプレーしているFWチョン・テセ選手です。
チョン・テセ選手も「人間ブルドーザー」という異名をもつフィジカルに秀でたFWです。
小学生の頃にテレビで、チョン・テセ選手の2、3人を吹っ飛ばしてゴールを決めたプレーを見て、
「僕もこういう選手になりたい」
と思い、それ以来ずっと競り合いを極めようと思って、球際と空中戦は誰よりも貪欲に取り組んできました。

高校3年生の8月に、清水エスパルスの練習に参加し、チョン・テセ選手に会うことができています。
「間近で見ると、オーラは圧倒的だった。『どうしたらこんな風になれるんだろう』と率直に思ったし、練習でも俺が片手で飛ばされた相手を、テセさんは軽々と背負ってシュートまで持っていく。改めて凄い人だと思いました」
「それに凄く優しくて、身体の当て方だったり、どうしたら相手の懐に入れるのか、キープのときの身体の使い方とか、直接指導もしてくれた。すべてにおいてやっぱり憧れの選手でした」
と、コメント。
憧れを強くしているようです。

 

○進路
高校卒業後のプロ入りを目指していましたが、清水エスパルスへの練習に参加したことにより、自分の力の足りなさを感じました。
プロの世界はまだ早いと感じ、大学の4年間で成長して、プロを目指すことを決意。
早稲田大学への進学を決めています。

 

加藤拓己選手のようなパワータイプのフォワードは日本では貴重です。
ぜひ、現在のプレースタイルを変えずに、更なるパワーアップをして、Jリーグの世界へ入ってきてほしいですね。