第96回高校サッカー選手権注目選手②
U-18日本代表にも選ばれている神村学園の高橋大悟選手。
高校卒業後は、J1の清水エスパルスに入団することが決まっています。
屋久島で生まれ育った左利きのストライカー高橋選手が、初の選手権大会にのぞみます。

名前:高橋大悟(たかはし だいご)
生年月日:1999年4月17日
出身:鹿児島県屋久島
身長:164cm
体重:53kg
ポジション:MF、FW
利き足:左
経歴:宮浦SSS→神村学園中等部→神村学園高等部→清水エスパルス
高橋選手は、幼稚園からサッカーを始めると、小学4年生の時には、鹿児島県選抜に選ばれるほどの実力になっていました。
小学校卒業の際には、県内外の強豪中学からオファーを受け、その中から、中高一貫校の神村学園を選び進学します。
中学2年生の時は、全国中学サッカー大会ベスト4を経験。
中学3年生の時は、高円宮杯全日本ユースに出場するなど、輝かしい成績を収めています。
高校に入ってからも、1年時からエースストライカーとして注目を集め、高校3年生からはキャプテンも務めています。
高3の時に初めて出場したインターハイでは、2試合で3得点を決めました。
また、高校3年の6月にはU-18日本代表として、ポルトガル遠征にも参加しています。
○生駒仁(鹿児島城西)
高橋選手のライバルであり、親友なのが、鹿児島城西の生駒仁選手です。
高校屈指のディフェンダーである生駒選手は、中学は鹿児島育英館中学、高校は鹿児島城西と、常に神村学園の強敵となる学校でプレーしていました。
高校1、2年時の選手権予選はいずれも鹿児島城西に決勝で敗れて、神村学園は全国大会に進めずに終わっています。
高校3年の選手権予選では、決勝でPKの末に神村学園が鹿児島城西を破り、高橋選手が初の選手権出場を決めました。
高橋選手は、生駒選手について、
「仁は僕が初めて県選抜に入ったとき初めて出来た友達で、今でも特別な存在なんです。小4で屋久島からただ1人県選抜に入ったけど、もう仁は鹿児島の中では有名な選手だった。オーラもあって凄い選手だと思ったけど、僕が話しかけたら物凄く良い奴だった。僕にとって一番の友人なんです」
と話しています。
なんだか、漫画かアニメのようなライバル関係ですね。
生駒仁選手も高校卒業後は、横浜Fマリノス入りが内定していますので、Jリーグでも良いライバル関係を続けてほしいです。
○屋久島出身のJリーガー
屋久島出身初のJリーガーは、2016年からJ3の鹿児島ユナイテッドFCでプレーしている塚田翔悟選手がいます。
J1というカテゴリーに限定したら、高橋選手が初のJリーガーということになります。
入団に際して、高橋選手は、
「僕が頑張ることで、屋久島でサッカーをやっている子供達が、少しでも“やれるんだ”という気持ちになってくれれば嬉しい」
とコメント。
高橋大悟選手なら必ずや、屋久島の子どもたちに夢を与えるような活躍を見せてくれると思います。