法政大学のドラフト候補・古屋敷匠眞投手。
八戸工大一高校時代から150km/hを超えるストレートを投げ、注目されていたピッチャーです。
法政大学に進学後はイップスに苦しみ、リーグ戦の登板はここまでわずか2試合だけですが、
すでにイップスは克服しており、大学最終学年での活躍とプロ入りが期待されています。
#法政大学
— 鋼@ペペロン (@hagane_3) December 4, 2020
#18 #古屋敷匠眞 ③ ( #八戸工大一 )#big6 #東京六大学野球 .
(20.10.31 神宮)
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〜もくじ〜
古屋敷匠眞のプロフィール
名前:古屋敷 匠眞(ふるやしき たくま)
生年月日:2000年1月1日
出身:青森県東北町
身長:178cm
体重:92kg
投打:右投げ左打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:東北町立蛯沢小学校→東北町立東北中学校→八戸工業大学第一高校→法政大学
古屋敷匠眞の小中学時代
古屋敷匠眞投手は小学3年生から蛯沢クラブで野球を始めました。
中学時代は軟式野球部に所属。
中学3年の秋には上北選抜の一員として、全国KB大会に出場し、ベスト4入りを果たしています。
古屋敷匠眞の高校時代
中学卒業後は八戸工大一高校に進学。
高校では1年春からベンチ入り。
2年春には1学年上の種市篤暉投手(現・ロッテ)とともに2枚看板として活躍し、春季青森県大会3位、東北大会ベスト8を経験しています。
八戸工大一2年生右腕・古屋敷匠眞くん⑩
— kikukt (@jp_0319) June 11, 2016
3連投も圧巻の投球 pic.twitter.com/hQwa360u3n
2年夏の青森県大会では準々決勝の大湊高校戦で先発しましたが、3対4で完投負け。
この試合は、すごく悔しかったため、今まででの中で一番記憶に残っている試合にも挙げられていますね。
3年間、毎年夏大は思い出に残っています。でも特に思い出に残っているのは、2年の夏だったんですけど、1個上でプロに行った先輩(種市篤暉、千葉ロッテ)がいて。その先輩が本当は次の試合投げる予定だったんですけど、自分が投げた試合で負けてしまって、先輩を投げさせることができなかったので、そのときすごく悔しい思いというのがあって。それが一番印象的ですね。
sportsbull
2年秋からはエースの座を獲得。
2年秋の青森県大会では初戦で八戸学院光星高校と対戦し、5対7で完投負け。
翌3年春の青森県大会準々決勝では視察に訪れた4球団のスカウトの前で152km/hを計測し、評価を高めました。
3年夏の青森県大会では3試合に先発。
準決勝で優勝した青森山田高校と対戦し、3対5完投で敗れています。
“東北ナンバー1右腕”と呼ばれ、高校卒業後の進路に注目が集まっていた古屋敷匠眞投手でしたが、プロ志望届は提出せず、法政大学に進学しました。
古屋敷匠眞の大学時代
大学では3年春(8月)のリーグ戦でデビュー!
立教大学戦の8回からマウンドに上がりましたが、3球続けてホーム後方のフェンスに当てるなど制球に苦しみます。
典型的なイップスの症状ですね。
※イップスとは、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のこと
結局、予定の2回を投げ切ることができずに1回1/3を投げ、被安打2、四死球2、失点1で降板しています。
その後、古屋敷匠眞投手はイップス修正の専門機関に通い、催眠療法などを受けて、現在は回復しているそうです。
リーグ戦デビューだった昨年8月の立大戦でイップスを発症。高校時代から制球は良くなかったが、登板直後にいきなり3球続けてホーム後方のフェンスに当てたのをきっかけに変調した。春秋ともに1試合ずつの登板に終わり、イップス修正の専門機関に通った。
中スポ
大学の同期のチームメイトには三浦銀二投手、山下輝投手、平元銀次郎投手、岡田悠希選手らがいます。
三浦銀二投手についてはこちらを→三浦銀二(法政大)は福岡大大濠出身のドラフト候補!現在は怪我?フォームや球速球種は?
山下輝投手についてはこちらを→山下輝(法政大野球部)は木更津総合出身のドラフト候補!怪我や進路は?球速球種は?
岡田悠希選手についてはこちらを→岡田悠希(法政大野球部)は龍谷大平安出身のドラフト候補!進路や中学時代は?
古屋敷匠眞のプレースタイル
古屋敷匠眞投手は最速154km/hのストレートを投げるプロ注目のピッチャーです。
変化球は縦と横の2種類のスライダー、カーブ、スプリット、ツーシーム。
ツーシームはDeNAベイスターズの山﨑康晃選手を真似て投げようと思ったら、すぐに投げることができた、とのこと。
意外と?器用な選手ですね。
理想の投手はソフトバンク・千賀滉大投手。
好きな野球選手はロッテ・種市篤暉投手。
50メートル走6秒1。
古屋敷 匠眞(法政大)
— ならこ (@na_ra_co) October 31, 2020
八戸工大一高時代に152kmを記録したパワーピッチャー。
今日のストレートのMaxが151kmで常時140後半をマークし、球速以上に速く感じ打者の手元での力強さがある。
まだ荒削りではあるが来年のドラフト上位指名の可能性は大いにある。
(打者は林中勇輝) pic.twitter.com/t0sxuyWeh3
古屋敷匠眞の進路
古屋敷匠眞投手は
「これまで2度優勝したけど、貢献したという自覚はない。今年は先発投手としてチームを勝たせて優勝したいし、絶対にプロに行きたい」
と、すでにプロ志望を表明しています。
※追記 大学卒業後はセガサミーに入社!
古屋敷匠眞のスカウト評価
日本ハム・大渕スカウト部長
「真っすぐを生かした投球が魅力」
DeNA・八馬スカウト
「パワーピッチャーでなかなか楽しみ」
巨人・高田誠スカウト
「仕上がりも早いし順調に来ている」
古屋敷匠眞のまとめ
古屋敷匠眞投手は2年前の4月に母・桃子さんをがんで亡くされています。
「(母は天国で)見てくれていると思う。絶対にプロにいきたい」
お母さんのためにも、4年生のリーグ戦では結果を残して、プロ入りを果たしてほしいですね!