野球

中尾輝(ヤクルト)彼女や成績や年棒は?母の居酒屋はどこ?

チーム防御率が4.21と、セ・リーグ最下位12球団でもワースト2位と振るわなかった東京ヤクルト
最下位脱出には、投手陣の整備が必須となっています。
特に左腕が不足で、今オフには前中日ジョーダン投手、前ソフトバンク山田大樹投手を獲得しました。

実績のある左腕2人を獲得したヤクルトですが、若手にも、来季の飛躍が期待される左腕がいます。
それが、2016年のドラフト4位左腕・中尾輝投手です。
最速151km/hの力あるストレートを軸に、スライダーシュートチェンジアップを投げます。

1年目の2017年は、春季キャンプを1軍でスタートさせ、6月の交流戦には初登板・初先発を果たしています。
登板したのは2試合4回のみで、防御率も11.25とプロの洗礼を浴びた形となりましたが、秋季キャンプに呼ばれるなど、チームからの期待は高いです。

また、アジア・ウィンターリーグイースタン選抜として派遣され、9試合にリリーフ登板
スライダーを武器に、防御率0.93と好成績を収めて、チームの優勝に貢献しています。

来シーズンに向けて、飛躍の一歩を踏み出したと言えるかもしれません。

 

名前:中尾 輝(なかお ひかる)
生年月日:1994年9月14日
出身地:愛媛県名古屋市
身長:180cm
体重:83kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:投手
年棒:720万円(2018年)
経歴:春日野小学校→桜田中学校→杜若高校→名古屋経済大学→東京ヤクルトスワローズ

 

小学4年生の時に野球を始めた中尾投手。
中学に上がると、初めは学校の部活で野球をしていました。
その後、「愛知津島ボーイズ」に所属。

中学卒業後は、杜若高校へ進学しました。
2年春からベンチ入り。
3年夏には全5試合(先発3)に登板し、チームを引っ張りましたが、県大会ベスト16どまりでした。

名古屋経済大学に進学すると、1年春から2部リーグ戦に出場。
同年秋からは先発として起用され、チームを牽引しました。

 

〇加藤英夫投手コーチ
高校時代は、部が「打たせて取る」という方針であったため、変化球中心の投球スタイルでした。
しかし、大学で投手コーチをしていた加藤英夫さん(元近鉄)に、本格派としての才能を見抜かれ、スタイルを一変させます。
週5度のペースで入ったブルペンでは、
「入部から卒業まで直球しか投げていないくらい」
と言うほど、ストレートを磨き、試合での投球も約8割がストレートでした。
その結果、球速も130km/hだったものが、151km/hまでアップし、本格派左腕として注目されるようになりました。

スポンサードリンク

〇女手一つで育てた母
中尾投手が5歳の時に両親が離婚し、母・美恵さんに兄と共に引き取られ、女手一つで育てられました。
美恵さんは、生活費、それに中尾投手が野球を続けるための活動費や道具代を稼ぐため、早朝から日中は在宅介護のヘルパー、夜はスナックを経営して働いたそうです。

それでも生活が苦しく、体も辛くなって、ある時中尾投手に、
「ごめんね、お母さんもう、いっぱいいっぱいで疲れちゃった。野球、やめてくれないかな……」
と言ったそうです。
それに対し中尾投手は、
「いいよ」
と返事をしました。
しかしそれを聞いた美恵さんは、ハッとしたと言います。
「私の負けず嫌いが出てきて、そう言われると逆に『やってやる』と思ったところもありました」
と笑いながら話されていましたが、きっと、息子のために頑張らなければ! と思ったのでしょうね。

中尾投手が大学に進学すると、自宅近くに「ほんわか安らぎのお店 居酒屋・団」をオープン。
中尾投手はお店で食事を取り、4年間で体重を62キロから83キロに増量させることに成功し、それが球速アップにもつながりました。

〇1年目の成績
1軍での成績は、2試合(先発1)4回、防御率11.25 被安打8 与四死球3 奪三振4
2軍での成績は、26試合(先発8)64 2/3回、防御率6.96 被安打75 与四死球34 奪三振67
2軍でもいまいちの成績でした。
ただ、奪三振数が投球回数を上回っているのが素晴らしいです。

 

〇彼女は?
彼女はいるのでしょうか?
調べましたが、それらしき情報は見つけられませんでした。
今は彼女よりも、母を安心させるためにも、1日でも早く1軍で活躍することに意識が行っているかもしれませんね。

 

来シーズンは、今シーズン以上に登板回数が増えることでしょう。
奪三振率に優れていますので、中継ぎ左腕として結果を残しそうな気がしますが、果たしてどのような起用法になるのでしょうか?
来シーズンの活躍に注目です。