大阪桐蔭のドラフト候補・松浦慶斗投手。
最速150km/hのストレートを投げる左ピッチャーです。
中学時代にはU-12日本代表として世界一を達成しています。
大阪桐蔭進学後も順調に成長し、2年秋からはエースナンバーを付け、マウンドに上がっています。
※追記 北海道日本ハムファイターズドラフト7位!
智辯学園との一戦では4失点と苦しむも、186㎝の長身からMAX150㎞の直球を武器に名門・大阪桐蔭のエースを担う松浦慶斗(2年)。大型左腕として1年秋から注目を集め、名将・西谷浩一の厳しい指導で成長。早くも来年度のドラフト候補に浮上し、来春選抜では躍動を誓う。 pic.twitter.com/WGgKDQxRz9
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) November 5, 2020
〜もくじ〜
松浦慶斗のプロフィール
名前:松浦 慶斗(まつうら けいと)
生年月日:2003年7月1日
出身:宮城県石巻市
身長:186cm
体重:80kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:ピッチャー
家族:両親と兄
経歴:石巻市立門脇小学校→旭川市立新富小学校→旭川市立明星中学校→大阪桐蔭高校
松浦慶斗の父・松浦吉仁
松浦慶斗投手の父・吉仁(よしと)さんも野球をされていました。
現役時代のポジションは外野手。
北海高校時代には1988年春のセンバツと1989年夏の選手権大会の2度甲子園に出場しています。
卒業後は、社会人野球の山陽国策パルプ旭川硬式野球部に入団。
※山陽国策パルプ旭川硬式野球部は、本社の合併に伴いチーム名を日本製紙旭川硬式野球部に改称。
2000年に日本製紙石巻硬式野球部へ移籍し、現役引退後は、同チームで監督も務めていました。
松浦慶斗のいとこ・古谷優人
松浦慶斗投手の母方のいとこはプロ野球選手の古谷優人投手です。
松浦慶斗投手の母・松浦美雅(みか)さんは古谷投手の母・古谷理江(りえ)さんのお姉さんとのこと。
古谷投手は松浦慶斗投手と同じ左ピッチャーで、2016年のドラフト2位でソフトバンクホークスに入団。
プロ3年目の2019年には日本人左腕最速の160km/hをマークしています。
松浦慶斗投手が小学生の時には親戚の集まりでキャッチボールをして
「制球を気にし過ぎず、思い切り投げたらストライクゾーンに行くから」
とアドバイスを受けたこともあるそうです。
ホークス古谷優人投手の従兄弟!大阪桐蔭の松浦慶斗投手、ナイスピッチング!惚れ惚れしちゃった!楽しみすぎる2年生!古谷投手も昨日の試合エグいボール投げよった✨ワクワク止まらんねぇ〜! #sbhawks #甲子園高校野球交流試合
— 上杉あずさ (@azumacks) August 17, 2020
松浦慶斗の小学生時代と東日本大震災
松浦慶斗投手は小学1年生から門小ガッツで野球を始めました。
小学1年生の3月には東日本大震災を被災。
通っていた門脇小学校は甚大な被害を受け、松浦慶斗投手は近隣の中学で避難生活を経験しました。
その後、父の転勤に伴い小学2年生で北海道旭川市に引っ越し。
旭川では、新富野球少年団でピッチャー兼ファーストとして野球を続け、小学6年生の時には日本ハムジュニア入りを果たしています。
松浦慶斗の中学時代
中学では旭川大雪ボーイズでプレー。
中学校1年生時にはU-12日本代表としてカル・リプケン大会に出場。
決勝のアメリカ戦を含む3試合に登板し、世界一を達成しました。
中学3年生時には最速138km/hを記録し、夏の日本少年野球選手権大会ではベスト8入りを果たしています。
北海道No.1左腕
— ゆう (@Yuu_Rhee) February 14, 2019
松浦慶斗=旭川明星中学
(旭川大雪ボーイズ)
大阪桐蔭進学 最速138km/h
中学野球世界大会で優勝
184cm 88kg pic.twitter.com/Ckx8GujoGP
高校進学時には道内外の多くの高校から誘いを受けました。
全国大会で知り合った池田陵真選手(現・大阪桐蔭主将)に
「一緒に大阪桐蔭で野球をやろう」
と誘われたこともあり、
「北海道では物足りないというわけではないのですがうまい人と一緒にプレーして自分を高めたかったからです」
と大阪桐蔭への進学を決意しました。
松浦慶斗の高校時代
高校では1年秋から背番号15でベンチ入り。
1年秋の公式戦では5試合に登板し、大阪大会優勝&近畿大会準優勝に貢献しました。
しかし、出場を決めていた2年春のセンバツは新型コロナウイルスの影響で中止。
3年夏の大阪独自大会の準決勝では履正社に敗れたものの、最速150km/hを記録!
小深田大地選手(横浜DeNA2020年ドラフト4位)から三振を奪うなど3回を無失点に抑えていました。
真似する少年出てきそうw
— 野球垢/(奈良大附,近大附,公立校応援してます) (@q8_s14) August 10, 2020
小深田の新しいルーティン
ここは松浦が外角いっぱいのストレートで抑える
大阪桐蔭 3-9 履正社 pic.twitter.com/6OQMQqsQxf
8月に行われた東海大相模との甲子園交流試合では、8回からリリーフ登板。
2回をパーフェクトに抑えて、チームの逆転勝利を呼び込みました。
2020年 甲子園高校野球交流試合
— むっちゃん (@mucchan70) August 17, 2020
🗓8/17(月)[第6日]
⚾️第一試合
試合終了
東海大相模
000|000|200|2
100|000|12×|4
大阪桐蔭
大阪桐蔭
藤江星河投手
7回 被安打3 奪三振7 与四球2 失点2
松浦慶斗投手
2回 被安打0 奪三振1 失点0
藪井駿之裕主将 8回勝ち越し2点タイムリー#バーチャル高校野球 pic.twitter.com/oalXIWxPXB
2年秋の新チームからは背番号1を付け、大阪大会優勝、近畿大会準優勝し、センバツ出場を確実としています。
高校の同期のチームメイトには関戸康介投手、池田陵真選手、坂玲哉選手、前田健伸選手、宮下隼輔選手、花田旭選手らがいます。
関戸康介投手についてはこちらを→関戸康介(大阪桐蔭)は長崎出身のドラフト候補!明徳義塾中を転校した理由は?球速球種は?
前田健伸選手についてはこちらを→前田健伸(大阪桐蔭)は元ソフトボール日本代表のドラフト候補!出身中学や進路は?
松浦慶斗のプレースタイル
松浦慶斗投手はプロ注目の本格派サウスポーです。
ワインドアップから投げ込まれる最速150km/hのストレートは威力抜群!
変化球はスライダー、カーブ、フォークボール、スプリットなど。
コントロールはややアバウト。
中学時代にヘッドスライディングで脱臼したことから、右肩が抜けやすくなっており、バットを振ったとき、脱臼する癖があると言います。
2年秋の近畿大会決勝でも4回の打席で、ファールを打った時に右肩を脱臼していましたね。
松浦慶斗のスカウト評価
千葉ロッテ・永野プロアマスカウト部長
「みんな(松浦・関戸・池田)ポテンシャルが高い。球速も(今年のドラフト候補では)かなり上位。コンスタントに左(投手)は取っているけど、課題の一つではある」
巨人・渡辺政仁スカウト
「上背があるし投げ方もいい」
「(関戸と松浦は)2年生の中ではモノが違う」
オリックス・下山スカウト
「来年も楽しみです」
松浦慶斗の進路
松浦慶斗投手は高校卒業後の進路に関しては、まだ明言されていません。
しかし、高卒でプロを目指すものと見られています。
松浦慶斗のまとめ
大阪桐蔭の大型サウスポーと言えば、元巨人の辻内崇伸投手を思い出しますね。
辻内投手は高校時代には最速156km/hをマークしていましたが、プロでは怪我もあり活躍できませんでした。
松浦慶斗投手には怪我にだけは気を付けて、日本球界を代表するようなピッチャーに成長していってほしいですね!