ハナマウイのドラフト候補・平野暖周投手。
最速148km/hのストレートを投げる本格派のピッチャーです。
名前の「平野暖周」は“ひらの あつひろ”と読みます。
ハナマウイはデイサービス施設の運営会社で、選手たちは週4~5日ほど施設でフルタイム勤務されているそうです。
そんな他のチームより不利な条件の中、平野暖周投手はエースとしてチームを引っ張り、都市対抗野球大会初出場を果たしています。
平野暖周のプロフィール
名前:平野 暖周(ひらの あつひろ)
生年月日:1995年8月30日
出身:神奈川県
身長:180cm
体重:82kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:大磯町立国府中学校→相洋高校→桐蔭横浜大学→SUNホールディングス→ハナマウイ
平野暖周の小中学時代
平野暖周投手は小学2年生から内野手として野球を始めました。
小学5年生からは二宮大磯リトルに入団し、ピッチャー。
中学1年生の時には全国大会に出場しています。
中学2年生からは中井シニアに在籍し、3年時にリトルシニア全国選抜野球大会に出場。
卒業後は、相洋高校に進学します。
平野暖周の高校時代
相洋高校は神奈川県小田原市にある私立の学校です。
OBには元プロ野球選手の内山雄介さん(日本ハム)、渡邉恒樹さん(楽天→ヤクルト)がいる他、アニメーション監督の富野由悠季さんがいます。
平野暖周投手は高校では1年秋からピッチャーに専念し、2年春からエース。
2年夏の神奈川県大会では4回戦で、松井裕樹投手(現・楽天)のいた桐光学園と対戦し、4対6で敗れています。
3年夏の神奈川県大会でも2回戦で桐光学園と対戦。
4番・ピッチャーで出場した平野暖周投手でしたが、2対4で敗れています。
ハナマウイの都市対抗野球初出場に大きく貢献した平野暖周。相洋高校では彼の2年春から現在の高橋監督体制。夏の神奈川大会では2年連続で桐光学園・松井裕樹と投げ合い2年夏は4-6、3年夏は2-4で敗れる。そして都市対抗野球初出場を決めた今日の試合、ショートを守っていたのが松井裕樹の弟・松井和輝。
— こるく (@koluku89) October 7, 2020
平野暖周の大学時代
高校卒業後は、桐蔭横浜大学に進学します。
大学では2年春からベンチ入り。
3年秋の関東学院戦ではリリーフ登板し、自己最速148km/hをマーク。
10/16 横浜スタジアム
— Yです⚾️ (@kngw_baseball) October 18, 2016
桐蔭横浜大学
平野 暖周投手(③相洋)
初めて見たのは去年の秋だった気がするがその時から注目している右腕。この日は148キロをマークするなど力強い真っ直ぐを披露。制球に課題は残るも真っ直ぐの威力は魅力的なものを持っている pic.twitter.com/e7wJuhTDbK
4年春には全日本大学野球選手権大会に出場。
しかし、平野暖周投手の登板はなく、チームは2回戦で敗れています。
平野暖周の社会人時代
大学卒業後はSUNホールディングスに入団。
2年目のJABA足利市長杯では9回をノーヒットに抑える好投を見せています。
(試合は0対0で延長に入り、延長10回継投でのノーヒットノーランを達成)
◆JABA 第60回足利市長杯を彩った好投手
— 川崎坊や (@sate0905) April 25, 2019
SUNホールディングス
平野暖周投手(桐陰横浜大)
梵、川相ら元NPB選手を揃えた、エイジェック相手にノーヒット・ノーラン
ピッチチング。HONDA、日本通運にも、このピッチングを
#SUNホールディングス
#都市対抗
#桐陰横浜大
#全足利 pic.twitter.com/q26tgBddUi
しかし、その後、親会社の倒産により、2020年からハナマウイに移籍。
ハナマウイでは1年目からエースとして活躍し、創部2年目という若いチームを初の都市対抗出場に導きました。
都市対抗本戦では初戦の四国銀行戦に先発。
平野暖周投手はソロホームランによる1失点だけに抑え、7安打無四球で完投しましたが、味方の援護なく0対1で敗れています。
創部2年目で史上最速出場を果たしたハナマウイは、1回戦で四国銀行に0ー1と惜敗した。
— 社会人野球のミカタ (@shakaijin_base) November 26, 2020
先発の平野暖周は本塁打のみの1失点と好投したが、打線が5安打無得点と沈黙。接戦を演じたものの、元阪急の本西厚博監督の采配は実を結ばなかった。
介護施設のデイサービス職員の夢の時間は、2時間7分で終わった。 pic.twitter.com/4YRSihvh2B
平野暖周のプレースタイル
平野暖周投手は最速148km/hのストレートを投げる本格派のピッチャーです。
変化球はスライダー、カーブ、シュート、フォークなど。
3回表大阪ガス2死満塁で4番末包もJFE東の平野暖周(相洋ー桐蔭横浜大)が三振を奪いピンチを切り抜ける。3回5奪三振。 pic.twitter.com/AIVkTv6B3R
— IBUKI (@ooyunohara) December 5, 2021
平野暖周のまとめ
介護の仕事と野球の両立はなかなか大変なようですが、平野暖周投手にとって、デイサービス施設利用者との交流が支えとなっているそうです。
施設のおじいちゃんとおばあちゃんのためにも、来年も再び都市対抗に戻ってきて、まずは1勝を挙げてほしいですね!