野球

松山心(松阪商)は先天性難聴に負けないドラフト候補のピッチャー!進路や身長体重は?

松阪商業ドラフト候補松山心投手。

生まれつき聴覚に障害をかかえながらも強豪校のエースにまで成長した実戦派のピッチャーです。

3年春には高校生で唯一、日本ろう硬式野球協会の日本代表に選出されています。

2年秋、3年夏とチームを県ベスト4まで導き、自信を付けた松山心投手は、プロ志望届を提出!

高卒でのプロ入りを目指しています。

※追記 高校卒業後は皇學館大学進学!

松山心のプロフィール

名前:松山 心(まつやま しん)
生年月日:2002年10月14日
出身:三重県松阪市
身長:178cm
体重:82kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
家族:父と妹
経歴:三重県立聾学校→松阪商業高校→皇學館大学

松山心と先天性難聴

松山心投手は生まれつき聴覚に障害があります。

左耳は聞こえず、右耳は補聴器を付けてわずかに聞こえる程度だそうです。


高校3年生の春には全国で12人しか選ばれない日本ろう硬式野球協会の日本代表高校生でただ一人選出されています。

※残念ながら今年8月に行われる予定だった世界大会は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

松山心の小中学時代

松山心投手小、中三重県立聾学校で過ごしています。

三重県立聾学校には高等部もありましたが、
松阪ボーイズで硬式野球と出会った松山心投手
「自分は高校野球をしたかった。甲子園に行きたい思いがあった」
と甲子園に4度出場経験のある松阪商業に進学しました。

松山心投手の父・佑さんも
「自分で決めたこと。障がいで壁に当たれば、自分で破れ」
と、息子の決断を後押してくれました。

お父さんは、友だちとケンカしても見守るなど、できる限り松山心投手を普通の子として育ててきた、と言います。

こんなお父さんがいたから、先天性難聴をものともせず、プロ注目の選手にまで松山心投手は成長できたんでしょうね!

松山心の高校時代

松山心投手2年秋からエースの座を獲得します。

2年秋の三重県大会では全4試合に登板(先発2、リリーフ2)。

合計19回1/3を投げ、5失点の成績でベスト4入りに貢献しました。


その後、2年秋から3年夏にかけて、体重の19kgアップに成功します。

それに伴いストレートにも力強さが見られるようになり、最速は145km/hを記録するまでになりました。

3年夏の三重県大会では全4試合先発し、準決勝まで進出。

準決勝いなべ総合学園と対戦し、8回まで1失点の好投を見せます。
しかし、最後は2対3逆転サヨナラで敗れました。


高校の同期のチームメイトには高校通算61本塁打の強打者・阪本和樹選手らがいます。

阪本和樹選手についてはこちらを→阪本和樹(松阪商)はホームランバッターのドラフト候補!進路や身長体重は?

松山心のプレースタイル

松山心投手はノビのあるストレートが武器のプロ注目ピッチャーです。

ストレートの最速は145km/h。

ピンチにも動じない強心臓の持ち主。

松山心の進路

松山心投手は、2年生までは大学で野球を続けることを希望していました。

しかし、3年生なってから高卒でのプロ入りに目標を変えてきています。

この半年ほどの松山心投手の成長は目を見張るものがありました。

きっと、プロでもやれるという自信を付けたのでしょうね。

松山心のスカウト評価

阪神・熊野スカウト
「指にかかった球はいいし、面白い存在。ぜひ野球を続けてほしい」

松山心のまとめ

先天性難聴のプロ野球選手といえば、“サイレントK”と呼ばれ、中日、横浜、日本ハムで活躍した石井裕也投手がいます。

松山心投手も石井裕也投手のように長く第一線で活躍できるピッチャーに成長していってほしいですね!