兵庫ブルーサンダーズのドラフト候補・山科颯太郎投手。
身長171cmと小柄ながらもトルネード投法が印象的なピッチャーです。
高校3年生だった昨年は指名漏れを経験しましたが、
めげることなく1年でのNPB入りを目指して、関西独立リーグに進んでいます。
トルネード気味のフォームからド迫力のストレートを投げ込む「山科 颯太郎」(やましな そうたろう)投手。
1年目からチームの顔になりつつある最速148km右腕は、今年のドラフト指名に期待が掛かる選手のひとりです!⚾️ pic.twitter.com/upkVJZ7V1W— 兵庫ブルーサンダーズ【球団公式】 (@H_bluesandars) May 28, 2020
山科颯太郎のプロフィール
名前:山科 颯太郎(やましな そうたろう)
生年月日:2002年1月31日
出身:福岡県福岡市
身長:171cm
体重:75kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:佐々町立佐々小学校→佐々町立佐々中学校→九州文化学園→兵庫ブルーサンダーズ
山科颯太郎の小中学時代
福岡県福岡市で生まれた山科颯太郎投手は2歳の時に長崎県佐々町に引っ越しています。
小学2年生から地元の「サンボーイズ」で野球を始めました。
中学時代は軟式野球部に所属し、ピッチャーとしてプレー。
中学卒業後は、九州文化学園に進学しました。
山科颯太郎の高校時代
九州文化学園は佐世保市にある私立の学校です。
元々は共学でしたが、1956年(昭和31年)から2005年までは女子高でした。
そして、再び共学に戻ったのを機に、元プロ野球選手の古賀豪紀さんを監督に迎えるなど野球に力を入れてきています。
高校入学した時は体重50kgと細身だった山科颯太郎投手でしたが、走り込みや食トレで72kgまで増やしました。
それに伴い球速も高校入学時の122km/hから大幅アップを果たします。
2年秋からエースの座を獲得。
3年春の長崎県大会では全5試合に先発し、準優勝に貢献しました。
続くNHK杯でも31イニング連続無失点を記録するなど活躍で、ベスト4入り。
佐世保地区決勝戦では、強豪・清峰高校を相手に8回二死までノーヒット、1安打完封の好投を見せ、注目を集めました。
第67回NHK杯
長崎県高校野球県大会
【九州文化学園】
エース
山科颯太郎長崎まで行って見たかったピッチャーの1人。躍動感あるフォームからストレートは140。春の長崎大会に奪三振数が多い試合があったので夏前に見れてよかった。左打者にも右打者にも外角のストレートが決まってましたね。 pic.twitter.com/ImgEGgmSet
— 九州大学野球情報 (@yakyu20170515dk) June 9, 2019
初の甲子園出場が期待された3年夏の長崎県大会では、準々決勝で長崎日大に0対5で敗れ、ベスト8敗退。
秋にはチームメイトの柏木寿志選手とともにプロ志望届を提出します。
しかし、残念ながらドラフトでの指名はなく、
同じく指名漏れに終わった柏木選手とともに、高校卒業後は関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズへと入団しました。
山科颯太郎(九州文化学園高)って指名漏れしたので九州の大学に行くのかと思ってたら、関西独立リーグだったんだな。https://t.co/kr86dJebrK
— 満を持して登場 (@manwojishiteto1) December 11, 2019
山科颯太郎の独立リーグ時代
兵庫ブルーサンダーズは高卒1年目ということでまずは中継ぎとして起用されています。
開幕戦からリリーフとして登板。
1イニングを無失点で独立リーグデビューを飾りました。
山科颯太郎のプレースタイル
山科颯太郎投手は身長171cmの小柄なピッチャーです。
ストレートの最速は148km/h。
変化球は縦のスライダー、チェンジアップ、カーブなど。
憧れの選手はソフトバンクの千賀滉大投手。
山科颯太郎のフォーム
山科颯太郎投手といえば、トルネード投法が特徴ですが、
このフォームは高校1年時、友人からトルネード投法の存在を教わり試したところ、しっくりきたことから使い始めました。
「体が小さいので、全体を使って投げないとデカい選手には勝てない。遠心力を使って投げようとしたらこうなりました」
元・ソフトバンクの島袋洋奨投手(174cm)も体をめいっぱい大きく使うためにトルネードで投げていましたし、トルネード投法は体の小ささをカバーするぴったりのフォームなのかもしれませんね。
でも、野球をやっていて、野茂英雄さんのことを高校1年生まで知らなかったんでしょうか?
そっちの方がジェネレーションギャップを感じて、びっくりしました。
山科颯太郎のまとめ
最近ではオリックスの山岡泰輔投手(172cm)、中日の山本拓実投手(167cm)など背が低くても活躍しているピッチャーがでてきています。
山科颯太郎投手も球速が150km/hを出せるぐらいまでになったら指名の可能性が高まると思います。
伸び盛りの山科颯太郎投手ですから、おそらく今年中には150km/hを超えてきそうな気がしますね!