千葉ロッテの和田康士朗選手が支配下登録されました。
本当におめでとうございます!
和田康士朗選手は高校時代、野球部ではなく、なんと陸上部だったという異色の経歴を持っている選手です。
「和ギータ」の愛称にふさわしい俊足とフルスイングで1軍での活躍が期待されています。
【千葉ロッテマリーンズ・和田康士朗選手支配下登録のお知らせ】
2017年に富山GRNサンダーバーズに在籍し、その年の育成ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団した、和田康士朗選手が支配下登録となりましたのでお知らせ致します。
※背番号は「63」に決定。https://t.co/IIKnvaGuqr pic.twitter.com/jqGqzjeBuc
— 富山GRNサンダーバーズ【公式】 (@T_birds) June 1, 2020
〜もくじ〜
和田康士朗のプロフィール
名前:和田 康士朗(わだ こうしろう)
生年月日:1999年1月14日
出身:埼玉県東松山市
身長:185cm
体重:77kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:外野手
背番号:122→63
年俸:240万円→420万円
経歴:東松山市立市の川小学校→東松山市立北中学校→埼玉県立小川高等学校→都幾川倶楽部硬式野球団→富山GRNサンダーバーズ
和田康士朗の小中学時代
6人きょうだいの4番目に生まれた和田康士朗選手は小学4年生から軟式野球を始めました。
中学時代は軟式野球部に所属。
しかし、股関節を骨折するなど、度重なるケガに苦しめられ、野球を辞めてしまいました。
ちなみに和田康士朗選手の中学1年次のクラスメイトにはプロサッカー選手の松本泰志選手(サンフレッチェ広島)がいて、今でも親交が続いています。
ロッテの入寮時には松本選手の激励のサインが入った色紙を持ち込んでいましたね。
ルーキーの和田康士朗外野手が一番最初に取り出したものがあった。1枚の色紙。そこにはサインと共に「野球頑張れ!」と書かれていた。うれしそうに手にすると机の上の目立つところに置いた。
和田康士朗の高校時代
和田康士朗選手は埼玉県立小川高等学校では陸上部に入部します。
走り幅跳びを専門とし、自己ベストは6m45cm。
1年秋の埼玉県大会では15位にランクインしました。
そのまま陸上を続けてもかなりいい線まで行けそうだった和田康士朗選手でしたが、
1年夏の高校野球埼玉県大会の中継を見ていて、中学時代の友達を見つけます。
「出場はしていなかったんですが、ベンチから大声を出していて。やっぱり、野球はいいなあって」
と、再び野球への情熱を取り戻しました。
そして、1年生の1月に陸上部を退部。
普通ならば、ここから硬式野球部に入りそうですが、
和田康士朗選手は一味違って、より高いレベルでプレーするために硬式クラブチームの都幾川倶楽部硬式野球団に入団しました。
和田康士朗のクラブチーム、独立リーグ時代
和田康士朗選手は都幾川倶楽部硬式野球団では1年目は代打として試合に出場。
2年目にはセンターのレギュラーを獲得し、1番打者として全日本クラブ選手権の埼玉県予選1位に貢献ました。
高校生和田康士朗 また野球やりたいけどレベルが高いところでやりたいなあ。そうだクラブチームに入ろう
中学時代怪我の影響もあり野球をやめる。高校では最初陸上部。高校野球見てまたやろうと思い都幾川倶楽部硬式野球団に入団。その後BC富山→ロッテ
— 伊藤 (@K5Y5X8P3SP0voEm) June 1, 2020
高校卒業後は都幾川倶楽部硬式野球団に所属したまま大学への進学を考えていました。
しかし、腕試しに四国アイランドリーグplusとBCリーグのトライアウトを受験したところ、
富山GRNサンダーバーズの吉岡雄二監督の目に留まり、同球団に入団します。
富山GRNサンダーバーズでは1年目からレフトのレギュラーとして活躍!
2017/08/19 @ボールパーク高岡
武蔵ヒートベアーズ vs 富山GRNサンダーバーズ#横田宏道#和田康士朗 pic.twitter.com/4iGDWpAYbU— 猫騙し (@nekodamashi2015) June 1, 2020
その年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから育成1位で指名を受け、支度金300万円、年俸240万円で契約を結びました。
ちなみに富山時代の和田康士朗選手の応援歌は、ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』のテーマソング『お願い!シンデレラ』でした。
そういえば、千葉ロッテの応援歌にもアイマスの『キラメキラリ』が使われていますね!
和田康士朗選手の1軍での応援歌に何が使われるのか?
楽しみですね!
和田康士朗のドラフト指名時の評価
千葉ロッテ・小林敦スカウト
「持ち味のフルスイングと俊足を生かし、スケールの大きい選手になってほしい」
千葉ロッテ・永野吉成チーフスカウト
「経歴に関係なく率直に良い選手。バットを振れる選手が補強ポイントの一つだった。思い切りの良いスイングが印象的。プロはそれで良い」
和田康士朗のプロ入り後
和田康士朗選手はプロ入り1年目の2018シーズンは2軍で94試合に出場。
90打数15安打3打点、打率.167、1本塁打とプロの壁に苦しみました。
2年目は福浦和也選手兼任コーチの指導の下で打撃フォームを矯正に取り組み、
129打数34安打20打点、打率.264、6本塁打と結果を残します。
和田康士朗ホームラン pic.twitter.com/W3QbxhfEg2
— auba (@axqtaaba) September 21, 2019
3年目の2020年は育成選手ながら一軍キャンプに参加すると、6月1日に支配下選手登録を勝ち取りました。
年俸も240万円(推定)から420万円(推定)にアップしています。
和田康士朗のプレースタイル
和田康士朗選手は50m5秒8の俊足外野手です。
プロ2年目のシーズンには、2軍でチームトップの23盗塁(リーグ2位タイ)を記録しています。
和田康士朗選手がよくいる足が速いだけの選手と違うのは、フルスイングが持ち味で、長打も期待できるとことです。
愛称の「和ギータ」は、和田康士朗選手が目標とするソフトバンクの柳田悠岐選手に由来しています。
ロッテ入団時には最終的な目標として“トリプルスリー”を挙げていましたし、今後の活躍が楽しみです。
遠投107m。
和田康士朗のまとめ
和田康士朗選手の今後の課題は体重アップです。
身長185cmに対して、体重77kgと細すぎます。
以前、練習より食トレの方がきつい、とも語っていましたね。
それでも、まだ21歳ということを考えると、今後どんどん大きくなっていくと思われます。
目標に挙げている柳田選手もプロ入りした頃は細かったですしね。
和田康士朗選手にはロッテだけではなく、球界を代表する選手へと成長していってほしいですね!