智辯和歌山のドラフト候補・細川凌平選手。
名門・智辯和歌山で1年夏から甲子園に出場している天才的なバッティングセンスをもったショート兼外野手です。
どのくらいバッティングセンスが凄いかというと、本来は左打ちの細川凌平選手ですが、
2年秋の公式戦では右打席に立って、外野に大きな当たりを飛ばしたりするぐらいすごいです。
別にスイッチヒッターに挑戦というわけもないようですが、なぜこの時は右打席に入ったのか真意わかっていません。
細川凌平選手は2年秋からは主将としてチームを引っ張りながら、高卒でのプロ入りを目指しています。
細川凌平 智弁和歌山2年
俊足に強打を兼ねそろえた外野手は、智弁和歌山で1年春よりベンチ入りを果たすと、1年秋からは1番センター。2番打者として出場した2年夏の甲子園では明徳義塾戦で決勝3ランを放つと、新チームでは3番主将としてチームを牽引している。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/tyl3y9sAZk— ぶるーたす (@bluamabase) 2019年9月5日
細川凌平のプロフィール
名前:細川 凌平(ほそかわ りょうへい)
生年月日:2002年4月25日
出身:京都府京都市
身長:174cm
体重:75kg
投打:右投げ左打ち
ポジション:遊撃手兼外野手
好きな言葉:志高心強
憧れのプロ野球選手:ロッテ・鳥谷敬
経歴:京都市立嵐山小学校→京都市立嵯峨中学校→智辯和歌山高校
細川凌平の小中学時代
細川凌平選手は小学2年生から嵐山ガッツボーイズで軟式野球を始めました。
小学6年時には全国大会にも出場していますね。
中学からは京都東山ボーイズでプレー。
中学3年の夏には日本代表として2017世界少年野球大会に出場。
大阪桐蔭の仲三河優太投手、享栄の上田洸太朗投手らと主に世界一を達成しています。
2017年ボーイズ京都選抜
東山ボーイズ 細川選手#智辯和歌山 pic.twitter.com/R2wUa2yMrN— 福知山ボーイズ (@LqAfjrrj17RyPaM) 2019年3月21日
また、中学時代には野球と並行して、学校では陸上部に所属。
短距離を専門とし、持ち前のスピードに磨きをかけていました。
細川凌平の高校時代
中学卒業後は智辯和歌山高校に進学します。
智辯和歌山に入学を決めた理由については、元阪神の中谷仁監督(当時コーチ)の存在も大きかったそうです。
「僕自身、プロに行きたいという目標があって(中谷コーチは)ドラフト1位で経験もある方。ここでやりたいなと思いました」
高校では1年春からベンチ入り。
スーパー1年生・智辯和歌山 細川凌平
なんと先頭バッターでスタメン!!
根尾に強襲ライナー放ち、流れ作る!#大阪桐蔭 #智辯和歌山
▷試合写真▷https://t.co/VBRsoTjzRc pic.twitter.com/6bw6pLIsyl— 汗と涙。#高校 野球 (@gari_wasabi) 2018年6月3日
1年夏の和歌山県大会では4試合に出場し、
準決勝の紀北工業戦で代打ホームランを放つなど2打数1安打1打点1本塁打の成績で、優勝を経験しました。
続く甲子園では初戦の近江高校との試合に代打で出場。
結果は空振り三振でした。
1年秋の新チームからセンターのレギュラーを獲得。
1番打者としてチームを引っ張り、和歌山県大会優勝&近畿大会ベスト4に貢献しました。
今年の高校野球の推しは細川凌平です。最初に見たのは細川が高1の時の秋。その時に、もうこの代の推しは細川で決まりだなと一瞬で思いました。そのくらいタイプの選手。
バットコントロールえぐい。柔らかすぎる。ショート1本に絞ってやるみたいだけど、ほんとに日本を代表する選手になって欲しい。 pic.twitter.com/Cwif4v5kXI— 掛橋まさき🧸🌱 (@ma_sayaka1120) 2020年5月20日
翌春のセンバツでは全3試合に1番センターで出場し、
14打数2安打2打点、打率.143の成績ながら、ベスト8入りを果たしています。
甲子園には和歌山県大会を制して、2年夏にも出場。
甲子園では2回戦の明徳義塾との試合でスリーランホームランを放つなど
14打数6安打3打点、打率.429の活躍でベスト8に入っています。
智弁和歌山の細川凌平くん(中堅手)
同じ智弁和歌山出身の日ハム・西川遥輝選手みたいになれる逸材だと思う。
左打ちの俊足中堅手候補として、スワローズには次のドラフトでこの細川くんか、明石商業の来田くんのどちらかは必ず指名してほしい。— 背筋ピン子@ちなヤクお兄さん🐧 (@pinko_dayo0213) 2019年12月19日
ショート転向
2年秋からは主将に就任。
秋の和歌山県大会優勝&近畿大会ベスト8入りを果たし、翌春のセンバツ出場を決めました。(センバツ大会は中止)
近畿大会終了後から、細川凌平選手はそれまでのセンターからショートに転向します。
ショートに転向した理由は
「自分自身の幅を広げるというか、内外野どちらもできるというようにした方が、将来の自分の目標だったり、次のステージに行った時にそれが生きてくるかなと思うので。チームにとってもプラスになりますし」
と次のステージ(プロ入り)を意識したもののようです。
甲子園でショートを守る細川凌平選手を見てみたかったですね。
高校の同期のチームメイトにはプロ注目の小林樹斗投手らがいます。
細川凌平のプレースタイル
細川凌平選手は三拍子がそろったショート兼センターです。
ミート力に優れ、難しいコースのボールも芯でとらえて広角に弾き返すことができます。
また、長打力も兼ね備えていて、2年秋までで高校通算20本塁打を記録。
50m走5秒8と足も速く、「代走のスペシャリスト」と呼ばれた元巨人の鈴木尚広さんらの試合動画を参考に、盗塁の構え方や、投手の味方などを日々研究しています。
遠投100m。
細川凌平のスカウト評価
プロスカウト
「タイミングのいい打ち方をしてるしパンチ力がある。(逆方向の)左翼にも強く打てる」
阪神・渡辺スカウト
「センスがあるし、ショートをやることでまたどうなるか楽しみ」
細川凌平のまとめ
細川凌平選手は1学年先輩の黒川史陽選手(現・楽天)、東妻純平選手(現・ロッテ)ら西川晋太郎選手(現・立教大学)に続く5季連続甲子園出場の可能性も高かっただけに、今年の春夏の甲子園中止は本当に残念です。
それでも、甲子園出場という目標はなくなりましたが、
細川凌平選手には「高卒でのプロ入り」という目標が残っています。
和歌山県では夏の県大会の代替大会の開催が検討されているようなので、それらの舞台でスカウトにアピールしていってほしいですね!