ついに夏の甲子園および全国49の地方大会の中止が正式に発表されてしまいましたね。
甲子園本大会の中止は前報道もあり、覚悟していましたが、地方大会も一律で中止はちょっと意外でした。
岩手のように新型コロナウイルスが全く発症していない地域やほとんど終息している地域もあります。
それに、甲子園に出場できるのはごく一部の選手だけですが、地方大会は全高校球児が関係することですにから。
選手や家族の方の心中は察して余りあるものがありますね。
せめて、各都道府県で独自で公式戦を開催しようとする試みがあるみたいですので、なんとか地方大会だけでも行ってほしいものです。
今回は、甲子園中止の報道を受け、色々な疑問点がでてきましたので、まとめてみました。
※すべて2000年5月21日時点での情報に基づいて書かれています。
U18日本代表野球メンバーは?
毎年甲子園に出場した選手を中心に選手が集められ、国際大会に出場しています。
2020年は9月6日から12日にかけて、台湾・高雄で開かれるU-18アジア選手権に出場する予定です。
台湾は新型コロナウイルスに関して世界で一番封じ込めに成功している国ですね。
アジア野球連盟は大会開催に意欲を見せていますので、大会自体は開かれそうです。
やはり、昨年の秋季大会までの成績で選手を選考するのでしょうか?
※追記
早くも「侍ジャパンU18 アジア選手権不参加の可能性高い」との報道が出ましたね。
日本代表は4月3日から3日間で予定されていた代表候補合宿が中止になり、その後の活動は止まっている。今年からU18代表監督となった明徳義塾の馬淵史郎監督(64)も「それ以降まったく進展していない」と話す。 招集のメドが立たず、海外への渡航も厳しい状況だ。日本高野連関係者も「大会が開催しても、日本としては参加できないだろう」と話し、不参加の可能性が高い。
2020国体の代表校は?
毎年、高校野球の国体の出場校は、夏の甲子園で準々決勝に進出した8校に加え、開催県の高校と3回戦進出校の中から地域性を考慮して3校の、合計12校が選ばれています。
夏の甲子園が開催されない場合は、どのように決めるのでしょうか?
※追記
国体を管轄する文部科学省によると
萩生田光一文部科学相は26日の閣議後会見で「可能なら(都道府県)大会などを実施していただければ」と話した。10月に鹿児島県で開催予定の「かごしま国体」の出場校を選ぶ基準になるとの見方を示した。
都道府県の代替大会の成績を基準に選ぶをことを示唆しています。
おそらく、国体に関しては、国体自体が中止になる可能性が大きいと思いますが・・・。
秋季大会の開催は?
夏の地方大会の中止は決まりましたが、来春の選抜出場校を決める上でも重要な選考資料となる秋の地方大会はどうなるのでしょうか?
秋の地方大会の開催について日本高野連の八田英二会長は5月20日の会見で
「専門家が(コロナの)第2波、第3波が来るのは確実と言っている。終息の見込みが立たないところで、長期的な闘いである。秋についても長期的、中期的に感染状況がつかめない。その時に考えさせていただく」
と、中止の可能性を否定されていません。
まさかの春のセンバツ、夏の甲子園に続いて秋の公式戦も中止になってしまうのでしょうか!?
明治神宮野球大会の開催は?
毎年、秋の地方大会の優勝チームが出場する明治神宮野球大会はどうなるのでしょうか?
これは秋の地方大会が開催されるかどうかが重要になってきます。
全国から一か所に集まることのリスクは問題視されるかもしれませんが、
夏の甲子園に比べて、集まるチーム数が少ないこと、大会期間が短いことなどから、
秋の地方大会さえ開催されれば、明治神宮野球大会も開催される可能性は高いのではないでしょうか。
2021のセンバツの開催は?
こちらも秋の大会が開催されることが前提となります。
ただし、明治神宮野球大会と違って、集まるチーム数が多いこと、大会期間が長いことから、その時の情勢を考慮しながら、また別の判断が必要になってくると思われます。
まとめ
夏の甲子園の中止が決まった今、次の注目点は秋の地方大会が開催されるか?だと思います。
一度は春のセンバツを開催しようとしていた頃と変わって、どうも高野連は慎重派が多数を占めているようです。
しかし、時代は新型コロナウイルスにおびえるだけの時期は過ぎ、「ウィズコロナ」という言葉も目にするようになってきています。
どうか、高野連には中止を前提にするのではなく、どうすればより安全に開催できるのかに知恵を絞ってほしいですね!