元プロ野球選手の木村昇吾選手。
現役時代は、走攻守そろったユーティリティープレーヤーとして横浜ベイスターズ、広島カープ、西武ライオンズと15年間プレーしました。
現役引退後は、37歳でクリケット選手に転向し、挑戦を続けています。
日本ではあまりなじみのないクリケットですが、世界的には競技人口がサッカーに続いて2番目に多い競技です。
トップ選手の最高年俸30億円!
日本プロ野球の最高年俸よりも多いですね!
ただし、木村昇吾選手は、日本にはプロリーグもないためプロ野球時代の貯金を切り崩しながら生活を続けているそうです。
プロ野球から初のクリケット選手へと転身した木村昇吾さんが化け物だった。野球とはまた違った奥深さがあると言ってました。今後、木村さんの背中を追いつつ、クリケットの楽しさを伝えていけたらと思います!#横浜 #広島 #西武#木村昇吾 #クリケット pic.twitter.com/11V2NFPIN7
— 野球YouTuber向@肩甲骨硬め (@89muko) 2018年3月18日
木村昇吾のプロフィール
名前:木村昇吾(きむら しょうご)
生年月日:1980年4月16日
出身:大阪府大阪市城東区
身長:183cm
体重:78kg
投打:右投げ左打ち
経歴:尽誠学園高等学校→愛知学院大学→横浜ベイスターズ→広島東洋カープ→埼玉西武ライオンズ
木村昇吾の野球時代
木村昇吾選手は小学1年生から大阪クーガースで野球を始めました。
高校は香川県の強豪・尽誠学園高校に進学します。
甲子園には3年夏に1度出場。
2回戦で久保康友投手がいた関大一高に4対3サヨナラで敗れています。
その後、愛知学院大学を経て、2020年ドラフト11位で、横浜ベイスターズへ入団しました。
横浜時代は目立った成績を残していませんが、2007年オフに交換トレードで広島へ行ってからは本領発揮!
攻守に欠かせないユーティリティープレーヤーとして活躍しました。
FA
木村昇吾選手がプロ野球時代に最も話題になったことのひとつは2015年のFA宣言です。
FA宣言というのは、普通はトップ選手が行うものですが、当時の木村昇吾選手はチームには必要な選手でしたが、トップ選手とは言い難い選手でした。
当然、木村昇吾選手を獲得したいというチームは現れず・・・。
他球団からの評価聞きたいってFAして、評価なかった木村昇吾さん。
— ピロ (@kubokubosan) 2018年11月7日
結局、FA選手としては異例の入団テストを受けて、西武ライオンズへ入団。
広島時代に4000万円台だった年俸は、一気に2000万円へダウンしてしまいました。
この時の騒動は「セルフ戦力外」、「勘違いFA」などと揶揄されていましたが、
当の本人は
「FAをしない後悔よりも、FAして後悔した方がいいと思った。テスト生? 十分です。チャンスをもらいありがたい。意気に感じます」
と意に介していない様子でした。
西武では2年プレーしますが、右膝前十字靭帯断裂の大けがなどの影響で、2017年に戦力外通告を受け退団しています。
木村昇吾がクリケットに転向したきっかけ
木村昇吾選手は2017年に12球団合同トライアウトを受験しましたが、獲得したいというオファーありませんでした。
そんな時になじみの記者からクリケットを紹介されます。
クリケットの知識はちょっと映像を見たくらいしかった木村昇吾選手でしたが、わずか5秒でクリケットをすることを決断しました。
一応、家に帰って奥さんに相談したら『面白そうだね』と言って、背中を押してくれたそうです。
3人のお子さんもいるのに、未知の世界に挑戦することをよくOKしてくれましたね。
むしろ、奥さんは「野球への情熱を埋めるものがなかったらこの人はダメだ」と心配していたそうです。
素敵な奥さんですね!
クリケットに転向後
クリケットに転向後は、日本の「ワイヴァーンズ・クリケットクラブ」に所属しながら、オーストラリアやスリランカなどの強豪国でプレー。
2018年には日本代表の強化選手に選出されています。
木村昇吾のまとめ
現在の木村昇吾選手の目標は、世界最高峰と称されるインドの「インディアン・プレミアリーグ」(IPL)でプレーすることです。
木村昇吾選手がIPL入りを果たせば、日本のクリケットの人口が増えたり、日本のプロ野球を辞めてからクリケットに転身したりする選手が増えるかもしれません!
日本のクリケット界や野球界のためにも、今後の木村昇吾選手の活躍を期待したいですね。
※ちなみに2019年から山本武白志選手(元・横浜DeNA)がクリケットに転身されています。