慶應大学のドラフト候補・関根智輝投手。
高校時代から「都立の星」と呼ばれ、注目されてきたピッチャーです。
慶應大学に進学してからも、入学直後の春のリーグ戦では、90年ぶりとなる1年生での開幕投手を務めるなど活躍を見せています!
しかし、2年秋以降は怪我や手術などの影響で登板を果たせていません。
果たして、最終学年での復活はあるのでしょうか?
※追記 大学卒業後はENEOSに入社!
<秋はさらなる飛躍を!慶應>
4月15日/慶東1回戦
関根智輝(1年=都立城東)
都立の星は学業もおろそかにしない。中学時代の恩師は「人として非の打ちどころがない」と絶賛。#big6tv #都立城東 #リーグ戦初奪三振特集 pic.twitter.com/kEkBds8434— BIG6.TV (@big6_tv) 2017年9月5日
プロフィール
名前:関根 智輝(せきね ともき)
生年月日:1999年1月13日
出身:東京都葛飾区
身長:183cm
体重:86kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:葛飾区立新宿中学校→都立城東高校→慶應義塾大学→ENEOS
小中学時代
関根投手は野球をしていた2人の兄の影響で、小学1年生から新宿スワローズで野球を始めました。
「新宿スワローズ」は「にいじゅくスワローズ」と読みます。
少し紛らわしいですが、新宿区ではなく葛飾区にある軟式野球チームです。
当時は関根投手のお父さんが監督を務めていました。
中学時代は軟式野球部に所属。
1年夏からエースとして活躍していました。
高校時代
中学卒業後は 都立城東高校に進学。
都立城東高校は公立の高校でありながら、夏の甲子園に2度出場したことがあります。
※都立で甲子園に複数回出場したことがあるのは都立城東高校だけです!
また、進学校としても知られていますが、関根投手の高校時代の成績は約300人いる学年全体で4位、理系コースではトップ!
勉強でも優秀な成績を収めていました。
高校では関根投手は1年夏からベンチ入り。
翌2年秋の新チームからはエースとして活躍!
2年秋、3年春と2季連続で都大会ベスト8入りを果たしています。
3年夏の東東京都大会では大会前に胃腸炎を発症した影響で、万全な体調ではありませんでした。
それでも準々決勝で強豪・帝京高校を倒すなど準決勝まで進出。
準決勝では優勝した関東一高校に0対3完投で敗れましたが、15年ぶりとなるベスト4入りに貢献しました。
高校時代から最速145km/hを記録していた関根投手は「都立の星」と呼ばれ、複数のプロ野球チームから注目されていました。
しかし、高校3年次にはプロ野球志望届を提出せず。
AO入試を受験し、慶應大学環境情報学部に進学しました。
大学時代
90年ぶりの1年生開幕投手
大学では1年春の東京大学との開幕戦から先発に抜擢されます。
慶應大学の1年生が開幕戦で先発をしたのは、宮武三郎投手以来、実に90年ぶりとなる快挙でした。
関根投手は5回を1失点に抑え、見事、勝利投手となっています。
1年春に2勝を挙げると、1年秋には3勝を挙げ、リーグ優勝に貢献!
続く明治神宮大会では 初戦(2回戦)の環太平洋大学戦で先発を任されます。
関根投手は5回2/3を8奪三振1失点(自責点0)の好投を見せましたが、チームは1対5で敗れました。
怪我・手術
翌2年春は右足首のねん挫の影響により出遅れます。
シーズン中盤に復帰しますが、わずか3試合だけの登板に終わりました。
また、右ひじに痛みを抱えていた関根投手は、不安を取り除くため秋には手術に経験。
そのため、2年生秋以降は登板なしに終わっています。
プレースタイル
関根投手は身長183cm体重86kgの恵まれ体格を持つ本格派のピッチャーです。
ストレートの最速は2年春に記録した146km/h。
変化球はスライダー、ツーシーム、カーブなど。
高校時代には4番打者としても活躍し、3年春の都大会では4試合で4本のホームランを記録しています。
遠投100m、50m6秒3。
まとめ
ここまで3シーズン公式戦登板の無かった関根投手ですが、4年春のリーグ戦では復帰できる予定です。
慶應大学の同期のチームメイトには、2019年の明治神宮大会で優勝を経験しているドラフト候補の佐藤宏樹投手、木澤尚文投手らがいます。
慶應大学の堀井哲也新監督は
「来年(2020年)は佐藤、木澤、関根が中心」
と関根投手を佐藤投手と木澤投手ともにエース候補として認めています。
監督の期待に応えて、関根投手にはチームを昨年に続く日本一に導くような活躍で復活を果たしてほしいですね。
そして秋にはドラフト上位で、プロ入りを!
木澤尚文投手についてはこちらを→木澤尚文(慶應大)は球速がすごいドラフト候補!怪我の具合は?