2019年上半期の大学陸上トラック界で最も注目を集めていたのが、法政大学のエース・佐藤敏也選手です。
関東インカレでの10000mで日本人トップの3位に輝くと、5000mでも日本人トップの4位に輝いています。
しかし、その後は、怪我の影響で出雲駅伝、全日本駅伝大会には出場できませんでした。
果たして、箱根駅伝での復活はあるのでしょうか?
#陸上 #関東インカレ 男子1部 #5000m 決勝
外国人留学生の先頭集団を #東洋大学 #相澤晃 と #法政大学 #佐藤敏也 の二人が追い、一度佐藤が相澤の前に出ると、そのまま快走してフィニッシュ。10000mに続いて5000mでも、日本勢トップを勝ち取りました。
https://t.co/FKft5kA5Fl— 4years. (@4years_media) 2019年5月26日
プロフィール
名前:佐藤 敏也(さとう としや)
生年月日:1998年3月11日
出身:愛知県
身長:165cm
体重:54kg
経歴:一宮市立木曽川中学校→愛知高校→法政大学
中学時代
中学時代、佐藤選手は1500mと3000mで全国大会に出場しています。
また、都道府県対抗駅伝にも出場。
6区を走り、区間7位の好成績を残しています。
高校時代
中学卒業後は愛知高校に進学。
愛知高校は100年以上の歴史を持つ私立の高校です。
卒業生には中日ドラゴンズの祖父江大輔選手や、元サッカー日本代表の秋田豊さん、仮面ライダー鎧武の佐野岳さん、ヘアメイクアーチストの“おぐねぇー”こと小椋ケンイチさんなど多彩な著名人を輩出しています。
佐藤選手の1学年上には山藤篤司選手(神奈川大→トヨタ自動車)、同学年には三輪軌道選手(現・明治大)や青木祐人選手(現・國學院大)などの選手がいました。
そのため、高校時代の佐藤選手はあまり目立たない選手だったそうです。
全国高校駅伝大会には2年生と3年生の時に出場し、
2年次には5区を走り、区間18位で8位入賞。
3年次には4区で、区間18位の成績を残しています。
大学時代
高校卒業後は、法政大学に進学。
下りのスペシャリスト
大学では1年次の箱根駅伝で大学三大駅伝デビュー!
6区に抜擢されると、区間3位の走りで、チームの総合8位に貢献しました。
翌年の箱根駅伝でも再び6区を走り、区間3位の力走で、チームの総合6位入りを達成!
2年連続で山下りの6区で結果を残した佐藤選手はいつしか“下りのスペシャリスト”と呼ばれるようになりました。
しかし、佐藤選手は下りだけの選手で満足することなく、3年次の箱根では1区に挑戦!
ここでも区間5位と結果を残し、チームの総合6位に貢献しました。
さらに佐藤選手の活躍は駅伝だけにとどまらず、4年次にはトラック競技でも活躍!!
4年次の関東インカレでは10000mで最後まで留学生2人と争い、日本人トップの3位に輝くと、5000mでは学生最強ランナーと評される東洋大・相澤晃選手に競り勝ち日本人トップの4位に輝いています。
#陸上 #関東インカレ
男子1部の10000mは伏兵が競技場を沸かせました。#法政大学 の #佐藤敏也(4年、#愛知)が日本勢トップの3位に食い込みました。https://t.co/OeJaivEuOv— 4years. (@4years_media) 2019年5月23日
怪我
ここまで順調に来ていた佐藤選手ですが、8月に股関節を故障してしまい4年次の出雲駅伝と全日本駅伝には出場できませんでした。
明治の阿部選手、法政の佐藤選手
エントリー漏れということはケガか箱根には間に合わせてほしい
明治は予選会もあるけど https://t.co/sj705jefGM
— Goto (@gotch59) 2019年10月10日
それにしても佐藤敏也は故障だったか…
出雲もエントリー無かったし心配性だったんだが…
こりゃ法政はキツいかな、なんとか箱根には復帰してシード死守してほしい— foxy (@foxyfox5125) 2019年11月2日
進路
大学卒業後、佐藤選手は地元愛知の強豪・トヨタ自動車への入社が内定しています。
トヨタ自動車には高校の先輩・山藤選手も在籍しているほか、高校時代の同級生である青木祐人選手も入社が内定しています。
佐藤選手にとってはかなりやり易い環境ではないでしょうか。
まとめ
怪我のため佐藤選手の2020年の箱根駅伝への出場は微妙な状態です。
できれば出場してほしいですが、将来はオリンピックも狙える逸材ですので無理はしてほしくはないですね。
きっと法政大学の坪田智夫監督も悩んでいるのではないでしょうか?
チームと佐藤選手の両方にベストな決断をお願いしたいですね。