東海大学駅伝部の西田壮志選手。
1学年上が黄金世代なんて呼ばれているのに対して、現3年生の西田選手、名取燎太選手、塩澤稀夕選手の3人は黄金トリオと呼ばれているみたいですね。
その黄金トリオの中で唯一、すでに箱根駅伝を経験しているのが西田選手です。
さらに3年次の全日本大学駅伝でも区間賞の走りで優勝に貢献しています。
今回は黄金トリオの中で実績ナンバー1の西田選手について調べてみました。
第51回 全日本大学駅伝 第4区|11.8km 区間賞 西田壮志(東海大)33:54|EKIDEN News @EKIDEN_News #note https://t.co/ttclHlzkib pic.twitter.com/H2WqLD2GAI
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2019年11月6日
プロフィール
名前:西田 壮志(にしだ たけし)
生年月日:1998年4月10日
出身:熊本県八代市坂本町
身長:161cm
体重:45kg
経歴:八代市立坂本中学校→九州学院→東海大学
家族
西田選手のお姉さんはもともと教員を目指していましたが、陸上で活躍する弟の姿を見て
「自分が先導したい」
と白バイ隊員になることを決めたのだそうです。
弟のために進路を変えるなんてびっくりですね!
現在は福岡県警に努めているそうで、将来西田選手が福岡マラソンに出場する時には、お姉さんが先導することがあるかもしれませんね。
また熊本のご両親は西田選手が出場しない大会にも応援に駆け付けてくれています。
八代で農家をされている祖父は現地には応援に来ることはできませんでしたが、全日本大学駅伝でテレビに映る西田選手の姿を見て、涙を流して喜んでくれました。
大学では元気キャラ、愛されキャラの西田選手ですが、
「おじいちゃんが作ったお米を食べると元気になる」
と祖父の作ったお米が元気の素であることを明かしています。
小中学時代
小学生の頃、西田選手はサッカーをされていました。
当時から足が速かった西田選手は
「市内の校区対抗駅伝に出てみないか」
と誘われたことがきっかけで、初めて駅伝を経験しました。
中学時代はサッカー部に所属しながら、陸上の練習にも参加。
中学3年生時には、熊本県の中学駅伝大会でアンカーを努め、区間新記録を樹立する走りを見せています。
この経験が自信になり、高校から本格的に陸上に取り組もうと、熊本の強豪・九州学院への進学を決意しました。
高校時代
高校では2年生と3年生の時に全国高校駅伝大会に出場。
いずれも各チームのエースが集まる1区を任され、2年生の時は区間9位(チームは3位)
3年生の時は区間3位(チームは3位)の成績を残しています。
ちなみに3年生次の1区の1位と2位は、東海大学でチームメイトとなる名取燎太選手、塩澤稀夕選手でした。
2016都大路1区
3年生も十分に黄金世代だけどな#GoTOKAI pic.twitter.com/WTftiaDKEL
— もっさん (@mot_akbg) 2019年11月3日
また西田選手は個人競技でも活躍しており、高校3年生の時のインターハイでは3000SCで2位になっています。
大学時代
高校卒業後は
「箱根駅伝で活躍し、将来は世界大会でも活躍するランナーになりたい」
と考え、東海大学に進学。
大学では2年生の時の全日本大学駅伝で大学三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)デビューを飾ります。
全日本大学駅伝では4区を走り、区間3位の成績でチームの準優勝に貢献しました。
その後も、チームの主力として活躍。
2年次の箱根駅伝では5区を走り、区間2位の好成績でチームの総合優勝に貢献しました。
5区 区間2位
🥈西田 壮志(東海)小さな背中が大きく頼もしく見えた…
かっこよかった!お疲れ様でした! pic.twitter.com/fiURZC4jeP— りか (@Lblo_K) 2019年1月2日
3年次の出雲駅伝では最終6区を走り、区間2位(チームは4位)。
3年次の全日本大学駅伝では4区で区間賞を獲得する走りで、16年ぶり2回目の優勝を達成しました。
彼女
西田選手には彼女がいるみたいです。
インスタグラムの方に彼女との写真が投稿されています。
こそこそ隠さないところが男らしくて素敵ですね。
箱根駅伝5区へのこだわり
西田選手は大学へ入学する前から箱根駅伝で5区を走ることを希望していました。
文化放送 #箱根駅伝 取材こぼれ話 #東海大学 西田壮志選手
自分は入学前から5区希望。高校時代、九州学院の先輩、宮上翔太さん(92回大会5区6位)や、神野さんを見て、すごいな~、と。地元(熊本県八代市坂本町)は坂しかない。遊ぶのも山、遠足も山、山をいっぱい走ってきた。#ekiden1134— 文化放送大学駅伝独り占め (@ekiden1134) 2018年12月31日
箱根の5区といえば、山登りで有名で、傾斜がきつく最も過酷なコースと言われています。
そこをあえて希望するなんて信じられません。
私だったら、できれば5区以外で言いたいとことです。
まぁ、箱根に楽な区間なんてありませんけどね。
※追記 西田壮志の進路
西田壮志選手は大学卒業後はトヨタ自動車に入社し、競技を続けることが決まっています。
まとめ
2019年の箱根駅伝では西田選手の望みどおりの5区を任され、区間2位の好成績を残しています。
しかし、西田選手にとっては満足できる結果ではなかったようで
「5区を希望して入学して、区間賞を目指して1年間やってきたのに浦野さん(國學院大學)に勝てなかった。」
「悔しさだけが残ってます」
とインタビューに答えています。
おそらく2020年の箱根駅伝でも西田選手が5区を走るものと思われます。
次こそ区間賞を獲得する走りで、「山の神」の称号を手に入れてもらいたいですね。