東京ガスのドラフト候補・楠研次郎選手。
走・攻・守の3拍子揃った左打ちの外野手です。
富士大学時代から「東北の安打製造機」と呼ばれ注目を集めていましたが、大学4年次にはプロ野球志望届を提出せず、東京ガスに入社。
社会人でも1年目からクリーンナップを任され、活躍を続けています。
#東京ガス の #楠研次郎 選手はマネージャー期待の新人選手です「前回の試合は直前に緊張をしましたが今日は前回ほどではない。チームが勝つことを最優先に考えて、四球でも良いからチームに貢献できたら。フルスイングを見て欲しいです」とコメントいただきました。#社会人野球#スポニチ大会 pic.twitter.com/taCMq1MCfr
— 豊島わかな (@toyowaka1214) 2019年3月13日
プロフィール
名前:楠 研次郎(くすのき けんじろう)
生年月日:1996年9月26日
出身:福島県楢葉町
身長:180cm
体重:83kg
投打:左投げ左打ち
ポジション:外野手
血液型:A型
家族:両親、祖母、兄。
経歴:楢葉町立楢葉北小学校→楢葉町立楢葉中学校→いわき市立草野中学校→東海大相模高校→富士大学→東京ガス
小中学時代
楠選手は小学1年生から双葉リトルでピッチャーとして野球を始めました。
中学2年生の3月に東日本大震災を被災。
中学3年生からいわき市に移り、いわきシニアで野球を続けました。
中学2年生のとき、東日本大震災に見舞われた。津波や東京電力福島第1原発事故の影響で、ボールやバットに触れることすらできない日々が続いた。「もう野球はできないんじゃないか」とも考えた。
それでも野球への情熱は変わらず、避難先の同県いわき市でシニアチームに入った。発足したばかりで、メンバーは1年生ばかりだったが、野球ができることがうれしかった。
高校時代
中学卒業後は、「どうしても甲子園に出場したい」との想いから、神奈川県にある東海大相模高校に進学。
高校では2年秋にピッチャーから外野手に転向します。
3年春の神奈川県大会では3番打者として、ベスト4入りに貢献。
3年夏の神奈川県大会では1番・レフトで4年ぶり優勝を達成しました。
続く甲子園では初戦(2回戦)で盛岡大附と対戦。
楠選手は盛岡大附のエース・松本裕樹投手(現・ソフトバンク)から2本のヒットを放ちましたが、試合は3対4で逆転負けを喫しています。
大学の同期のチームメイトに青島凌也投手(現・Honda)、佐藤雄偉知投手(現・Honda鈴鹿)、平山快選手(現・JFE東日本)らがいました。
大学時代
高校卒業後は、富士大学に進学。
大学では入学直後からレフトのレギュラーを獲得します。
1年春のリーグ戦では29打数12安打6打点、打率.414の好成績でベストナインを受賞。
以後も主力として活躍を続け、全8シーズンで優勝!
個人でも8シーズン中7シーズンでベストナインを受賞!!
3年秋には盗塁王を獲得!!!
3年と4年の秋には首位打者を獲得!!!!
4年秋にはMVPを獲得!!!!!
と素晴らしすぎる成績を残しています。
大学の同期のチームメイトには鈴木翔天投手(現・楽天)、佐々木健投手(現・NTT東日本)、佐藤龍世選手(現・西武)らがいました。
社会人時代
大学卒業後は
「自分もやるからには2年後にプロで即戦力として使ってもらえる選手になりたい」
と2年後のプロ入りを目標に東京ガスに入社。
1年目からライトのレギュラーを獲得すると、打順もクリーナップを任され、活躍を続けています。
プレースタイル
楠選手は俊足巧打のプロ注目外野手です。
鋭い打球を左右に打ち分けるバッティングが魅力。
大学時代には北東北大学リーグ史上2位の102安打を記録しています。
東京ガスの山口太輔監督も
「打撃は苦手なコースもなく、対応力がすごい。すでに主軸として考えています」
と高い評価を与えています。
50m6秒0。
まとめ
楠選手は2020年ドラフト候補の左打ちの社会人外野手の中ではトップクラスの実績を残しています。
大卒社会人の外野手というのは、スカウトからの評価はなかなか上がりにくいものがありますが、楠選手なら指名があるはず!
プロでも首位打者を争えるような選手になってほしいですね。