福岡大学のドラフト候補・大曲錬投手。
福岡大学はこれまでも多くのプロ野球選手を輩出している名門校です。
しかし、大曲投手は硬式野球部に所属しておらず、準硬式野球部でプレーされている選手なんです!
ストレートの最速は153km/hを記録!
最近では、中学生や草野球出身の投手が150km/hを出したりしていて、球速に関する感覚が麻痺しがちですが、冷静に考えて、硬式球よりスピードが出にくいと言われる準硬式球で150km/h超はすごいですね!
※追記 2020年西武ドラフト5位!
〜もくじ〜
大曲錬のプロフィール
名前:大曲 錬(おおまがり れん)
生年月日:1998年5月21日
出身:福岡県柳川市
身長:179cm
体重:74kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:柳川市立昭代中学校→西日本短大付属高校→福岡大学
準硬式野球とは?
準硬式野球とは、硬式球と軟式球の中間のような準硬式球を使ってする野球です。
準硬式球は硬球よりも軽く、表面がゴムのため滑りやすいため、硬式野球より5km/hはスピードが出にくいと言われています。
ですから、大曲投手の153km/hは硬式球でなら158km/hぐらいですね。
準硬式野球出身のプロ野球選手
準硬式野球出身のプロ選手には、西武ライオンズや広島東洋カープで活躍した青木勇人投手や川口盛外投手(元・広島東洋カープ)、山本歩投手(元・西武ライオンズ)らがいます。
現役でしたら、東北楽天の鶴田圭祐投手(2016年ドラフト6位)と坂本工宜投手(2016年育成選手ドラフト4位)が準硬式出身ですね。
大曲錬の小中学時代
大曲投手は小学3年生から「柳川昭代ドリームズ」でショート兼ピッチャーとして軟式野球を始めました。
中学時代は「佐賀藤本ベースボールクラブ」に所属。
サード兼ピッチャーとしてプレーしています。
大曲錬の高校時代
中学卒業後は、西日本短大附属高校へ進学。
高校では1年秋から内野手としてベンチ入り。
2年秋から本格的に投手に転向し、3年春には九州大会で優勝を経験しています。
ただし、大曲投手は九州大会の準決勝・長崎日大戦で2番手として登板し、2回3安打2失点というあまり良くない成績でした。
3年夏の福岡県大会には背番号10を付け臨みます。
しかし、大曲投手の登板はなく、チームも5回戦で九州国際大附属に3対8で敗れました。
大曲錬の大学時代
高校卒業後は
「(実家が)のりの製造販売をしているから、大学には行っておこう」
と福岡大学に進学します。
大学では野球をやらないという選択肢もありましたが、福岡大準硬式野球部出身である西日本短大附属の西村慎太郎前監督の勧めもあり、準硬式で野球を続けることにしました。
準硬式のチームでは1年春からエース。
大曲投手は登板機会が増えて自信が持てるようになると球速がアップし、変化球もしっかりと使い分けられるようになっていきます。
3年春は防御率0.59、54奪三振の活躍で4季ぶりのリーグ優勝に貢献!
個人でもベストナインとMVPを獲得しています。
第71回九州選手権大会
個人賞:最優秀選手賞
大曲 錬(3年投手) pic.twitter.com/cRwb0sa3YY— 福岡大学準硬式野球部 (@fukudaijunko) 2019年5月25日
大曲錬のプレースタイル
大曲投手は最速153km/h、常時140km/h中盤のストレートを投げる本格派のピッチャーです。
高校時代は、なかなか結果が出ずにサイドスローに挑戦した時期もありましたが、大学で再びオーバースローに戻すと、球速が大幅アップ!
プロ注目の選手にまで成長を果たしたました。
変化球はスライダー、スプリット、カットボール、チェンジアップなど。
大学3年秋のリーグ終了時で公式戦通算34勝4敗。
大曲錬の兄?
大曲錬投手について調べていたら、大曲樹選手(佐賀藤本BBC→西日本短大附属)という高校までの経歴が大曲錬投手と全く同じ選手を見つけたのですが、お兄さんなんでしょうかね?
学年は2学年上、ポジションは外野手です。
大学は桐蔭横浜大学でプレーしていました。
名前が一文字なところも兄弟っぽいですけれども、確証は得られず。
今後、大曲錬投手の注目度が増すと家族や兄弟についても情報も増えていくでしょうから、何かわかりましたら、改めて追記しますね。
大曲錬のまとめ
高校時代は控え投手から、大学で準硬式を始めて150km/h以上を投げられるようになるなんて、ロマンの塊みたいな選手ですね!
本人がプロ志望かどうかはわかりませんが、チャンスがあれば、プロに挑戦してほしいです。
実家は海苔屋さんらしいですけれども、こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、海苔屋さんはプロを引退した後でも継げると思います。
むしろ、元プロ野球選手の海苔屋さんなんて、宣伝にもなって素敵だと思いますね!
果たして大曲投手の決断は?