中日ドラゴンズからドラフト6位で指名を受けた札幌創成高校の竹内龍臣投手。
高校2年の秋までは全くの無名でしたが、高校3年で球速を急激にアップさせ、プロ入りを果たしました。
この1年で何があったんでしょうね?
さらに、竹内投手は北海道では珍しい?生粋の中日ファンとのこと!
憧れのチームに入団できるなんて本当に良かったですね。
中日ファンも応援のしがいがあるのではないでしょうか。
プロフィール
名前:竹内 龍臣(たけうち りゅうしん)
生年月日:2001年12月11日
出身:北海道札幌市
身長:178cm
体重:80kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:札幌市立新川中央小学校→札幌市立新川中学校→札幌創成高校
小中学時代
4人きょうだいの末っ子として生まれた竹内投手は小学2年生から新川ウィーディスで野球を始めました。
中学時代は、JBC札幌球団に所属。
頃からピッチャーでしたが、ストレートの球速は110km/h台と平凡でした。
中学卒業後は、自宅から車で5分の近さということが決め手となり、札幌創成高校へと進学します。
高校時代
札幌創成高校は野球では無名の私立高校です。
竹内投手は2年時秋までは特筆するほどの成績を残していません。
本人曰く「当時はそれほど本気で野球に取り組んでいなかった」そうです。
しかし、2年秋以降、2人の人物の影響によって竹内投手は変わります!
一人は“練習の虫” の同級生の堀岡稜太選手。
札幌創成野球部には部としての朝練はありませんが、堀岡選手に誘われ続け、竹内投手が根負けし、雪積もる冬の朝に2人でタイヤ引きを繰り返しました。
もう一人は、2年生の12月に監督に就任した遠田誠治さん。
遠田監督は、中日の外野手として通算55試合に出場した元プロ野球選手です。
竹内投手は遠田監督から
「最初から諦めたら絶対かなわない。どうせやるならプロを目指せ」
と言葉を受け、本気でプロを目指すようになります。
また、遠田監督は筋トレなどに付き合い、体を張って竹内投手を励ましてくれたそうです。
その結果、2年秋には65kgだった体重も3年春にはは80kgまで増え、球速も7km/hアップの140km/hを記録しました。
その後、5月に145km/h、7月に147 km/hと更新し、プロからも注目される存在へなっていきます。
3年夏の予選ではエースとして全4試合に登板し、チームをベスト8まで導きました。
3年秋にはプロ野球志望届を提出。
見事、中日ドラゴンズからドラフト6位で指名を受けました。
中日ファン
竹内投手は小学6年生の時に書いた作文に
「将来、ドラゴンズに入りたい」
と書いていたほどの熱烈な中日ファンです。
特に当時、中日で活躍していた荒木選手、井端選手のプレーに夢中でした。
指名を受けて
「中日の熱烈なファンだったのでうれしいです」
と喜びをあらわにしていました。
プレースタイル
竹内投手は将来性を高く評価されている本格派のピッチャーです。
セットポジションから最速147km/hのストレートを投げ込みます。
変化球はスライダー、チェンジアップ、ツーシーム、フォーク、カーブなど。
3年夏の南北海道大会では奪三振率9.95、四死球率1.42の好成績をマークしています。
遠投110m、50m6秒7。
【プロ志望届提出】
最速147キロ右腕。札幌創成の竹内龍臣投手の投球。#2019ドラフト#札幌創成#南北海道#最速147キロ#プロ志望届提出 pic.twitter.com/NdxaSs35Vr— 球音 (@kyuonbaseball) 2019年9月30日
スカウトの評価
中日・八木智哉スカウト
「投げっぷりの良さと、ストレート、変化球ともにバランスのとれた投球が持ち味」
まとめ
教え子の指名を受けて遠田監督は
「僕は指名された時がゴールみたいになったけど、そうではない。ここからがスタートだという気持ちで頑張ってほしい」
とのアドバイスを送っています。
竹内投手には憧れのチームに入団できたことに満足してしまわず、子供のころの強い中日を復活させるために頑張ってほしいですね。