阪神から育成ドラフト1位で指名された小野寺暖選手。
関西六大学リーグでMVPを2度も獲得している強打の外野手です。
ドラフト直後の会見では、支配下ではなく、育成だったことに対して、悔し涙を流していました。
なぜ、小野寺選手はそこまで支配下にこだわったのか?
そのあたりについても調べてみました。
プロフィール
名前:小野寺 暖(おのでら だん)
生年月日:1998年3月17日
出身:奈良県奈良市
身長:183cm
体重:82kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:外野手
経歴:奈良市立左京小学校→奈良市立平城東中学校→京都翔英高校→大阪商業大学
小中学時代
小野寺選手は小学2年生から奈良リトルで野球を始めました。
中学時代は南都ボーイズでプレー。
中学卒業後は、京都翔英高校に進学します。
高校時代
高校では1年生からベンチ入り。
3年夏の京都大会では全5試合で5番・ライトとして出場し、16打数8安打7打点、打率.500、ホームラン1本の活躍を見せています。
しかし、チームは準々決勝で鳥羽高校に8回コールド1対8で敗れて、甲子園出場はなりませんでした。
大学時代
高校卒業後は大阪商業大学に進学します。
大学に入り立ての頃は周りのレベルの高さに圧倒され、野球部を辞めることも考えたそうです。
しかし、大阪商業大学の富山陽一監督から激励され、野球を続けることを決意。
厳しい指導を受けながら成長し、2年秋からリーグ戦に出場します。
3年春のリーグ戦でレフトのレギュラーを獲得すると、37打数15安打18打点、打率.405、2本塁打の大活躍で、ベストナインとMVPを受賞しました。
3年秋から5番・ライト、4年春から4番・センターとして出場。
4年春のリーグ戦では38打数19安打7打点、打率.500、2本塁打の成績で首位打者とベストナイン、2度目のMVPを獲得しました。
大学の同期のチームメイトには橋本侑樹投手(中日ドラフト2位)、大西広樹投手(ヤクルト4位)らがいます。
橋本侑樹投手についてはこちらを→橋本侑樹(大阪商業大)ドラフト評価や出身中学高校!球速や身長も!
大西広樹投手についてはこちらを→大西広樹(大阪商業大)ドラフト候補の中学高校は?球速や身長体重も!
大学4年の秋にはプロ野球選手届を提出。
阪神から育成ドラフト1位で指名を受けます。
小野寺選手は支配下ではなく、育成だったことに対して、ドラフト直後の会見では悔し涙を見せていました。
母子家庭
小野寺選手は中学時代から母・由子さんに、兄・仁さんとともに女手一つで育てられてきました。
そのため、母を楽にさせるために、どうしても育成ではなく、契約金がもらえる支配下でプロ入りしたい、との想いがあったようです。
#阪神 育成1位 指名 #大商大 #小野寺暖 外野手決意表明 記者会見で自然と悔し涙
小野寺「支配下で行きたかった 育成とでは全然違う 奨学金で大学に通った
契約金で母にお金を返し手助けしようと思っていた
“選択終了”の声を聞く度 異論なことが頭を過り 一日でも早く支配下にその次に1軍を目指したい」 pic.twitter.com/9GCX8KMiuc— ゆち虎 (@reo_naniwa) 2019年10月17日
プレースタイル
小野寺選手は身長182cm体重82kgの恵まれた体格を持つ強打の外野手です。
俊足強肩で長打力もある走攻守三拍子そろったプレーが魅力。
50m6秒2。
遠投110m。
スカウトの評価
阪神・渡辺亮スカウト
「リストの強さを生かして強い打球を放つ強打の外野手。大商大ではクリーンアップを打つなど安定感のある打撃が売り。4年生の春に首位打者を獲得、リーグMVPも2度獲得するなど実績十分」
まとめ
育成で指名されたことに対して、悔し涙を流せるなんて、プロ向きの性格だと思いますね。
これから、小野寺選手は野球でもっともっと上を目指せるでしょう。
母のためにも少しでも早く支配下に上がってきてほしいですね。