日立製作所の阿部陽登投手。
高卒社会人3年目の若い本格派のピッチャーです。
名前の「陽登」は「はると」と読みます。
「陽が登る」と書いて「はると」とは素敵な名前ですね!
阿部投手は駒大苫小牧高校時代から素材の良さで、複数のプロ野球のスカウトから注目されていました。
社会人にでも順調に成長してきており、今秋のドラフト候補にも名前が挙げられています。
プロフィール
名前:阿部 陽登(あべ はると)
生年月日:1999年3月26日
出身:神奈川県横浜市
身長:180cm
体重:79kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
血液型:A型
座右の銘:誠心一投
経歴:帯広市立大空小学校→帯広市立大空中学校→駒大苫小牧高校→日立製作所
小中学時代
横浜市生まれの阿部投手ですが、小学校入学前に帯広市へと移り住んでいます。
小学1年生から2学年上の兄の影響で野球を始めました。
野球を始めた当初から、天性の肩甲骨の柔らかさや、バランスの取れたフォームから
「ピッチャー投げ」と周囲からよく言われていたと言います。
ただ、小中学時代は先輩にピッチャーが多かったため、主に外野手としてプレーしていました。
本格的にピッチャーを始めたのは軟式野球部に所属していた中学2年の秋からです。
最初の頃は
「とにかくストライクゾーンにボールを入れることに必死だった」
と言います。
それでも、中学3年生になる頃には球速は130km/hを超えるようになり、15歳以下アジア選手権に出場する北海道選抜にも選出されました。
「手元で伸びる、ものすごいボールを投げていた」
と中学時代の阿部投手のピッチングを見た駒大苫小牧高校の佐々木孝介監督に才能を惚れ込まれ、卒業後は、同校に進学します。
高校時代
高校入学当初は、身長176cmで体重は60kgほどと細身だったことや、初めて手にした硬球になれずに苦戦しました。
それでも体力強化に力を入れ、体重を20kg増やすと徐々に頭角を現すようになります。
高校では2年春から背番号15でベンチ入り。
2年秋の新チームからエースの座を獲得。
2年秋の北海道大会では17回1/3を投げ、2失点の活躍でベスト4入りに貢献しました。
翌3年夏の南北海道大会では、初戦で強豪・札幌日大と対戦します。
阿部投手はに3回途中からマウンドに上がり、自己最速148km/hを記録し、5回2/3を無失点に封じます。
佐々木監督も
「ベストピッチングだった」
と認める好投でしたが、チームは1対3で敗れました。
社会人時代
高校卒業後は日立製作所に入社。
2年目の秋から公式戦に出場しています。
9月に行われ選手権予選のJR東日本戦で初先発を果たすと、5回無失点に抑える好投で勝利に貢献しました。
プレースタイル
阿部投手はしなやかなフォームから最速148km/hのストレートを投げる本格派のピッチャーです。
変化球はスライダー、カーブ、カットボール、フォークなど。
遠投110メートル。
目標にしている選手は福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手。
まとめ
阿部投手はまだ20歳と若く、実績が少なくいので今年のドラフトでの指名があるかはわかりません。
それでも、数年以内に確実にプロ入りする選手です。
焦らず、じっくりと経験を積んでスケールの大きなピッチャーに成長していってほしいですね。