白鴎大学のドラフト候補・ラミレス・レンソ選手。
監督から地肩と飛距離ではOBの大山悠輔選手(現・阪神以上)と評される強肩強打の内野手です。
国籍はペルーですが、ずっと日本の学校でプレーしていますのでドラフトの対象になります。
プロフィール
名前:ラミレス・レンソ(Renzo Ramirez)
生年月日:1997年6月24日
出身:栃木県宇都宮市
身長:173cm
体重:85kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:サード
経歴:宇都宮市立瑞穂野中学校→文星芸大附属高校→白鴎大学
小中学時代
ラミレス選手は両親がペルー出身。(父親はペルー人の母親は日本人とペルー人のハーフ)
ラミレス選手もペルー国籍ですが、生まれも育ちも宇都宮です。
父親がペルーでプロサッカー選手をやっていた影響で、幼い頃はサッカーにも興味を持っていました。
「サッカーやろうって、何度も思いました。でも野球をやってるうちに大好きになりました」
と小学3年生から瑞穂台学童で野球を始めました。
中学時代は軟式野球部に所属。
中学卒業後は、文星芸大附属高校へと進学しました。
高校時代
高校では1年秋から控えとしてベンチ入り。
2年春の栃木県大会ではセカンドのレギュラーとしてプレー。
2年秋にはサードのレギュラーとしてプレーした後、3年春からショートのレギュラーとしてプレーします。
3年夏の栃木県大会には、全4試合に5番ショートで出場。
準々決勝で優勝した作新学院と対戦し、延長10回5対8で敗れました。
高校通算20本塁打。
大学時代
高校卒業後は白鴎大学に進学します。
大学では1年春からベンチ入り。
3年秋にサードのレギュラーを獲得すると、37打数12安打10打点、打率.324、ホームラン2本の成績で、打点王とベストナインを受賞しました。
また、4年生からは主将としてチームを引っ張っています。
大学の同期のチームメイトにはラミレス選手と同じくプロ注目の大下誠一郎選手、金子莉久選手、中村伊吹投手らがいます。
大下誠一郎(白鴎大)は2年生から主将を務める強打者!彼女についても!
プレースタイル
ラミレス選手は身体能力がすごい強打の内野手です。
パワフルな打撃が魅力で、
高校時代に対戦した監督からは
「彼は凄い打撃を見せますよ」と絶賛され、
対戦した投手からは
「あいつはエグイ」
と言われるほどの迫力満点のバッティングを見せます。
また、守備で遠投130mの強肩が武器。
白鴎大学・黒宮寿幸監督からは
「自分は阪神に行った大山(悠輔)よりも能力が高いと思っています。あの肩は大山にはないですもん。大山が、いくら肩が良いと言っても、ラミの方が絶対いい。やっぱりモノが違います。飛距離も大山は大学時代にバックスクリーンに入れられなかったと思うんですけど、ラミ(ラミレス)はバックスクリーンに入れられるほど飛ばします。そういうひとつひとつのポテンシャルはラミの方が上。僕はそう思っています」
ペルー国籍のラミレス選手ですが、生まれも育ちも宇都宮のため日本語はペラペラ。
しかも実家では100%スペイン語というバイリンガルです。
憧れはエンゼルスのシモンズ選手。
大谷翔平選手と同僚のMLBを代表する守備の名手ですね。
将来の夢
ラミレス選手の将来の夢はプロ野球選手です。
それ以外にも、もう1つ夢があって、それはペルーで野球を広めること。
「いつかペルーで子どもたちに野球を教えたいんです。動画も見せたりして(笑い)。野球の楽しさが広がってほしいなと思います」
まとめ
高校時代はショートを守っていたラミレス選手ですが、大学ではサードを守っています。
これはショート失格ということではなく、白鴎大学・黒宮監督がショートよりサードを重要視しているからです。
「自分はサードが一番うまい選手じゃないと不安なんです。これは自分の勝手な考えですけど大学野球ってサードが一番ボールが飛んでくるポジションだと思うんですね。だから(優先順は)サード、セカンド、ファーストで最後にショート。自分はそんな風に考えていますね」
個人的には、プロでは再びショートを守ってほしい選手ですね。
そうなれば、憧れのシモンズ選手のように守備でもファンを魅了する選手になってくれると思います。